高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

RSS配信のススメ。RSSとFirefoxとはてなブックマーク。RSSの手打ち。

 最近あまりにも更新がアレなので、ねかせてあった文書を手直しして出します(大汗 ……m(_ _)m

とりあえずRSSとは。どういう風に使うのか?

 RSS、と言えばはてなダイアリーも対応している、XMLの情報文書で、サイトの更新情報や、要約情報を配信するものである。
 普通のWebページみたいではないが、しかし情報を含んでいると考えればいい。って、わかりにくいか。もっと簡単に言うと、一般的なサイトにあると便利な「最近の更新」とか「サイトマップ」の類を、コンピュータが読み込みやすいような形で統一した規格と言う感じかな。

 が、と言われてもあんまり実感はわかないよなぁ……。自分も正直便利に使うまであんまりぴんと来なかったものである。なので、そんなゴタクはほっといて、便利に使ってみるのが一番である。

 で、RSSを便利に使う方法だが……普通はこの手の話題で登場するのは「RSSリーダー」というものだ。
 それは専用のソフトだったりプラグインだったりするもので……そういうのもあんまりぶっちゃけ、はてなアンテナなどを使っているとそれほど便利さがぴんと来ないものである。特に自分のようにいくつかのコンピュータを使っていると、ブックマークの分散しがちであるのに、そのうえさらにRSSリーダーのリストの分散と言う状態になりかねないので、使っていない。ここら辺を詳しく知りたい場合はキーワード「RSS」にいろいろな情報が集まっているので見てみるといいと思う。


 では、自分が「RSSって便利だ」と感じたときはいつかというと、ブラウザをFirefoxに変更したときである。
 まだ、Firefoxを使ったことが無く、ずっとIEを使っている人は、だまされたと思ってFirefoxをダウンロードしてみよう。そしてセットアップしてみよう。ダウンロードはキーワード「Firefox」をからたどれます。
 セットアップは簡単。ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックするだけ。インストール画面も全部日本語で表示されるし、簡単である。もっと言うと、MacLinuxなどを使っている人も、それぞれのバージョンに対応するFirefoxがあるのでそれをインストールすればよい。

 FirefoxRSSを便利に使う方法、と言うのは、一番簡単なのは「ライブブックマーク」と言うものを利用する方法である。
 使い方はこうだ、まず、Firefoxのメニューバーの「ブックマーク」をクリック、その中の「ブックマークの管理」をクリックすると、ブックマークの管理用のソフトが起動する。
 そこで、「ファイル」→「ライブブックマークの追加」とすると、ライブブックマークの追加ウインドウが表示されるので、そこにRSSのURLをいれて登録する。
 RSSのURLは、はてなダイアリーだと「http://d.hatena.ne.jp/ユーザID/rss」ここだと「http://d.hatena.ne.jp/TakamoriTarou/rss」を追加してやる。
 すると、このライブブックマークは、まるでブックマークを分けてあるフォルダのように、RSSのリンクがずらずら〜っと表示されると言うわけである。
 当然これは、普通にリンクを読み込んでいるだけではなく、RSSにくっついているので、常に最新のRSSが表示されるのである。
 これをアンテナにする「http://a.hatena.ne.jp/ユーザID/rss」と、常に最新のアンテナの情報が、ブックマークのように扱える、
 そして、この間ベータテストが開始された「はてなブックマーク」もRSSの配信をしているが、これをライブブックマークとして「「http://b.hatena.ne.jp/ユーザID/rss」としてやれば、オンラインにもかかわらず、まるでローカルのブックマークのように使えるのである。これはかなり便利だと思う。

 たしか……Operaとか、そういうのにも最近にたような機能があるはずである。

 そして……最近IE7.0が出ると言う話題でもりあがっているが、かなりの確率でxmlの強化が行われるであろう。そうするとさらにRSSが便利に使える環境がたくさんの人々に入るだろう。

RSSを作ってみる。


 で、そんな感じでいろいろと面白く使っているわけですが、そこで、一般サイトでもRSSを配信してはどうか、などと考える。本来の使い方ではないかもしれないが、動的に変化する入り口という形で使う、ブックマークしてもらうときに、全コンテンツへのリンクを同時にブックマークしてもらえる、しかもそれはこちらがRSSの内容を更新すれば、自動的に更新される、と言う類になるのである。

 自分のサイトはもうここはRSSはてなが生成して配信してくれているし、裏の人もtDiaryプラグインRDFは配信している。どうせ更新したときは日記に書くんだし、特に必要ないわけだが、某所でとある考えがあってなんとなく調べてみた。
 すると、そんなに難しいわけではなさそうである。というか、完全に構造が決まっていて、表示を考えなくてよいだけHTMLよりずっと楽。*1

 参考にさせていただいた情報は、All about Japan RSS(RDF Site Summary)経由、RSS -- サイト情報の要約と公開などを参考にさせていただく。
で、打ってみたら案外簡単である。というか規格自体かなり簡単なものだ。なんとなくRSSと言うと自動的にすごいプログラムが作成するコンピュータ同士がおしゃべりするためのもの、すごい専門的で高度である、と言うような気がするが、これはさわってみるとすごくシンプルで簡単、わかりやすい。これぞマークアップ言語の真髄だ。

 フォーマットさえちょっと覚えて用意しておけば、それほど高度な技術は必要なさそうである。少なくとも、HTMLよりは楽だ、とりあえずDTPワープロソフト風のソフトを使わずに、手入力でタグを打っている人は規格の概要の文章をさくっと読んで学習する程度できると思う。

 そして、自分はもっと簡単にするために、クリップボード拡張ソフト「Charu3」で、以下のようなデータを登録してみた。

	<item rdf:about="<charuMACRO>$SEL</charuMACRO>">
		<title></title>
		<link><charuMACRO>$SEL</charuMACRO></link>
		<description></description>
	<dc:date><charuMACRO>$Y-$M-$D</charuMACRO>T<charuMACRO>$H:$m:$s</charuMACRO>+09:00</dc:date>
	</item>

 こうすると、あらかじめ宣言などが入れられた文書に

http://hoge.jp/fuga/

と書いて、その部分を範囲選択してCharu3で入力すると

	<item rdf:about="http://hoge.jp/fuga/">
		<title></title>
		<link>http://hoge.jp/fuga/</link>
		<description></description>
	<dc:date>2005-02-17T11:29:29+09:00</dc:date>
	</item>

 と、入力されるのである。ここで、タイトルと、description(概要)を入力してやれば、簡単にitemが追加できるのだ。簡単らくちんである。更新する時は、書き換えて、日付の部分は意外と面倒だが、そこは日付の部分だけの

<dc:date><charuMACRO>$Y-$M-$D</charuMACRO>T<charuMACRO>$H:$m:$s</charuMACRO>

 と言うものを用意しておいて、同じくCharu3でぱぱっと上書きしてしまえばよいのである。後は並びをコピペで直せばよい。

 もっと言うと、「RSSエディタ Headline-Editor」などのソフト作成ソフトもあり、これだったら簡単に正しいRSSが生成できるので楽であろう。*2

そして、RSSの可能性。

 こんな調子なら、世のいろいろな、掲示板などのソフトCGIは意外と簡単にRSSに対応できるかも、などと思う。まぁ、世の中そう簡単にはいかないよ、と言う感じもあるし、RSSはいまだ一般的には山のものとも海のものともわからない状態で、知っている人も大抵「blogのもの」という認識である。
 そして、今は一気に今の「知る日とぞ知るRSS」「ネットをよく使う人は名前と概要ぐらいは知っている」とうような状況から、当たり前の情報配信にまで変化する直前ではないかと思う。次のOSではOS標準の機能として、Webとつなぐ情報ツールとして使われそうな勢いであるし、その前に良くも悪くも最大シェアを誇るIEがアップデートし、7.0へと進化したときRSSに対応すれば、多くの人々が意識せずにRSSを読める環境ができるわけだ。
 また、近いうちにおそらく、ホームページビルダーをはじとする、DTPワープロソフト風でWebページを作成できるソフトで自動で簡単なRSSが生成機能が作られるだろう。もういろいろと対応する機能が尽きてきて、だいぶ差別化が難しくなってきたホームページ作成ソフトのこと、RSS作成機能がどれかのソフトに搭載され、新しい機能の売りとして成立すればすべてのソフトに実装されるだろう。すると「普及してないから誰も知らない」「需要が無いから作らない」と言うところから「そんなに手間は代らないのでやってみる」と言うようなレベルになり、普及のきっかけになるのではないか。
 そして、各種の、blogなどに付属するように利用者が伸びている各種Webで使うサービスがあるが、それらはもはや、RSSに対応していることはあたりまえで対応していないことのほうが珍しい。これらは一部のヘビーユーザだけ使うと思われがちだが、しかしよく考えるとこれらの多種多様なサービスからすべて同じフォーマットによってデータを受信できると言うことは、すでに下地が出来ていると考えられるのである。

 今そういう直前の状況であるので、今対応すると、ちょっとだけ威張れるようになるかもしれない。「時代の最先端だぞ」「ここでRSSを勧めますよ」と。


 と、煽ってみる。しかし、こうしてRSSなどを利用し敏感に対応する人は、もうほとんどヘビーユーザである。Webサイトによく遊びに来てくれたりとかする人になりえると思うので、全体的な普及率がどうの、ということより、ヘビーユーザをつかめると言う時点で非常に利益があると思うのだが。……どうでしょ?

翌日に関連記事あり

*1:と言うのは、最近機種によるHTMLとCSSの解釈の違いに苦しんでいるから(大汗) もちろん、RSSにスタイルシートを組み合わせればきれいに装飾することが可能。

*2:というか、書くに当たって検索し初めて知りました(大汗 てかこっちのほうが便利だよなぁ……