システム管理者の眠れない夜
何気に情報処理系の専門学校に通っている自分。なんか入学式、卒業式で繰り返し「地域情報化の要となる人材がどうのこうの」と言われると、将来自分もそういう立場になることも予想したり、意識したりして、読んでみた。
この本は、「ドメインコントローラーを利用するには」とか、具体的にコンピュータの技術的なことが書いてあるわけじゃない。そうではない技術が詰まっている。
著者の方の経験、ノウハウである。エッセイ集なので、読み物として非常におもしろく読ませていただく……が、正直学生で、いまだかつて社会に出たことが無い自分では、とても実感として理解できているわけではないというか、判った気になっているだけだろうが……。しかし、本当に興味深い。リアルな、導入事例。
たしかに「XXの計算」とかいう時代に比べて、いまじゃコンピュータは紙と鉛筆と同じくらいのレベルで企業にとって当たり前のツールで、しかし、それってやっぱり人が管理しているんだなぁという……。いや、管理する必要があるんだと。
しかし「自称パワーユーザー」にだけは、絶対になるまいと思ったり。ちゃんとした知識を身につけて生きたいと思う。
さらに、読了直後に知るが、これ、改訂版が出ているようで……自分にとっては1500円は大金なのだが、しかし、読みたいな〜。