とある魔術の禁書目録
いろいろごたごたしていて読めていなかった電撃文庫4月新刊、やっと読了。というか5月刊行の奴が出てますよ?
電撃文庫発の新人さん。各地でいろいろ話題になっていて気になりつつも読めていなかったんですが、読了。
折り返しだけよむと「……なんじゃこりゃ?」とか思っていて引いていたんですが……読んでよかった。
中身は、学園アクションと言うか、主人公が、一人の少女を守っていく物語。そして、次第に明らかになっていく真実と、苦悩と、そして、最後の決断……。
典型的な物語だといってもいいでしょう。だけど、かなり荒削りな感じもするけれど、ちゃんと書ききっている。これが良い!
とりあえず、インテックス萌え〜、噛みぐせですよ? ですよというより、インテックスよりも神裂火織がなんか気になってしょうがない〜! さらに、ビリビリ中学生……じゃなかった、御坂美琴も良い感じ。
若干狙いすぎている感じですし、でてくるだけで、その設定がいったい何の役に?という疑問符が頭の上に浮かぶところも多々、なので、良い、悪いははっきり分かれるだろうな、と言う印象です。
なんというか、ポテトチップスで言うところの、期間限定XXテイスト、とかああいう……。とりあえず、薄塩にはないよさがある。
以下、ネタバレ含む
イラストは、灰村キヨタカ氏。イラストはかなり合っていますし、ほとんど融合と言うか、最近増えているイラストと同時企画された感じなのでしょう。本文にもイラストを解説するように、きっちりとデザインどおりに描写されています。なので、そこだけちょっとイメージが浮いていることはありますが、ぴったり。
ただ……表紙で本文全体がイメージできない(汗 イラストにだまされたわけじゃないけれど、そして、自分の修行不足なところもあるんですけど、ちょっとだけ気になったり。
そして……一番最後……ラストは、かなり気になる終わり方をします。というか、美琴なんか登場するだけであんまり大きく出てきませんし、そしてああなっちゃいましたし……。どうなる!? 続編が、6月に刊行予定なので、チェック。
評価は10中7。荒削りで狙いすぎで詰め込み狙いすぎなかんじがありますが 続きに期待!