高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

携帯電話のGPS

 先日の痛ましい事件……どっかのクソ野郎が子供をさらった上に殺して逃げているという、非常に頭にくるとともに、我が家の前を、なんだかやたらと元気に登校して行く子たちと重ねて、非常に腹が立っているわけだが。

 そこで流れているニュースで、いくつか疑問点が。


 GPS携帯って、探されるほうが許可しないと場所データ送信しないんじゃなかったっけ?
 自分も一応……PCの技術の延長線上程度に携帯電話の記事おっているので、かなり違和感があった。だけどあんなに堂々と報道されているのってどういうこっちゃ?

 自分の携帯電話の機種は、ココセコムEZというセコムが実施している携帯緊急通報システムの対応機種で(ずいぶん古いが)一応それに対応していて、そのマニュアルを読んだとき、GPSでのデータ送信って非常にプロテクトがかけてあるんだ、自動化するのって大変なんだなぁ、と思った覚えがあるので、今のやつってそんなに簡単にできるんだぁ、と…それだったらいろいろとやばいんじゃ。と。


 そう思っていたら、高木浩光氏が、ずばりそれに関する記事を書いてくださっておりそれを見て、疑問が氷解。なるほど。

 そして、その中でこういう話が出てくると「オタク犯罪うんぬん」というのと同時に「管理による安全」みたいな話がでてくるが、それに対しても興味深いことをかかれていらっしゃる。

 てか、そこでICによる登下校管理の話が出てきているが、高木氏もおっしゃっているが、あれがあったとしても、今回のことは防げなかったと思う。アレって単純に責任の範囲を明確化するだけで、安全を強化することにはならない気がするんだよなぁ。
 なんであれをあんなに誇らしげにやれるんだろう。言ってしまえばアレの場合、そのICタグだけ行き来していればいいので、ブギーポップの“改札”に比べてすら劣る気がするし、GPS携帯より役に立たないだろうし。