日本初の宇宙飛行士といえば、秋山宇宙飛行士だろ。

『宇宙飛行士はなぜ落ちるのか 』のジャーナリスト松浦晋也氏のblog「松浦晋也のN/A」で興味深い記事を拝見する……「日本初の宇宙飛行士は秋山豊寛氏である」　――　日本人をはじめて宇宙に送り出したTBSが、『日本発の宇宙飛行士は毛利氏である』と放送した、とある。

　うーん……ありがちな……。というか今はなぞなぞみたいに、すぐ名前は浮かばないけれど、いわれれば「あ〜」と言われるものであって、自分としてはちょっとざんねんなんだけれど、が、当のTBSがやっちゃだめだろう。というか黒歴史にしたいのか?

　自分は小さいころ、おぼろげに『日本人初宇宙へ！』という特番を見て、すごくどきどきしていたことを覚えている。どどどどどとあがっていくロケット、そしてうちゅうでぷかぷか浮いているへんなおっちゃん（失礼！　そして、その後なんかよくわからん適当極まりない、しかしそのころの自分にとってはそれなりに真剣なロケットのえなぞを書いてみたりしていた。というわけで、なんかこういう風に言われるとなにか悲しいなぁ……。

　当時秋山記者、ではなく秋山宇宙飛行士とよばれていた記憶があるし。あ〜あ。

　また、同記事に、なんか、黒歴史にしたいのは、TBSではなく国だ、と言う話が出ていた。民間に先を越されたからと。あ〜なるほど……たしかに面目丸つぶれくさいからなぁ……。しかし、民間に先をこされた、って、SF大会で「宇宙ロケットはなぜ落ちるのかVS宇宙へのパスポート」で、スペースシャトルについてのお話を拝聴させていただいたあとだと、なんか当然と言う気がしなくも無いし、なんだかなぁ。こういったらあれだけれど、自分じゃやろうとしないくせに、先を越されると面子丸つぶれとか、そういうのどうなんだろう。そんなにつぶされたくなかったら自国がやればよいのだ。と思うのだが。そうすれば、成功すればもちろん、そうやって失敗しても重要なことが得られるだろうし。