小野敏洋『バーコードファイター』1〜5(再読)
著/
発行/小学館 てんとうむしコミックス
(1巻ISBN:4091420419)
(2巻ISBN:4091420427)
(3巻ISBN:4091420435)
(4巻ISBN:4091420443)
(5巻ISBN:4091420451)
(bookグループキーワード:バーコードファイター)
早速そこに言ってみると、そこはなんと、ドームの天井全体がモニターとなった空間、そこは、バーコードをつかって戦うゲームの場所だったのだ!
しかし、そこで幼馴染のさくらに借りたバーコードであっさりと負けてしまう。しかも負けた野郎は掛須巧という七三わけな奴!
そして列は、一週間後カケスに勝つために、「さくら手伝え!!」とあちこち探し、そして研究を重ねる。そしてついに、自分のバーコード「ダッシュビートル」を見出した烈は、掛須との戦いに望む!
いっちょバリバリ少年漫画、小野敏洋のバーコードファイター全五巻、再読であります。 復刊記念と、最近立て続けに「バーコードファイター トラウマ」で、本の虫の書庫にいらっしゃる方々がたくさんいまして、それもってことであります。
さて、自分のつたない文章でありますが、上の文章をご覧になっていただくと、普通に「あぁ、良くあるメーカー協賛の少年漫画ね」という感じでありましょう。が、違う。これを、自分のつたない文章でありますが、最終巻である第5巻をちょっと書いて見ます。
烈は、翌日、学校に現れないさくらを心配して、さくらの家に足を運ぶ。すると、そこには気を失って倒れたさくらが!そして、それにはバイオコードの技術が使われていると言う……。
烈たちは、さくらを救うために、さくらをゲームドームへと運ぶ。そして、ゲームドームから、さくらが囚われている世界へと入っていく……
そう、最後のほうはほぼバーコードバトラーとは関係ありません!ええ、関係ありませんとも。
物語は、はじめの三巻はバーコードバトラーな感じですが、途中でバイオコードがでてくるあたりから変わり始め、はじめから一般的なこういうメーカーのホビーと提携したようなものとはちょっとにおいが違う感じがしていましたが(一巻のP59の、5コマ目で、烈がバーコードを採取しているシーンで出てくるものが、まんがじゃなくて小説だったりとか((たとえば、今見るとスティーブン・キングの『キャリー』だとか、マイク・レズニックの『一角獣をさがせ!』だったりする。 というか『一角獣を探せ!』は普通に読んでみたい)して)
そして、多分、トラウマの理由としてあげているのは……以下ネタバレ含む。
トラウマと言うより、ここらへんに自分の原体験があるんじゃないかという……。かなり影響されています。 そのほかに、少年漫画ですけど、しっかりと、大人(おっさん)や兄ちゃん、そして麗しくってかわいいお姉さまもしっかりでてきて、小野敏洋氏ですよ。
また、勝気な女の子「鈴白綾」ちゃんや、「バトルが終わればただのおもろい外人」のスティーブ、樹雷三兄妹とか、大阪に澄む烈のライバル「カイ」も出てきます!もうここらへんは王道ですよ!
とにかく燃えます。そして、さくらちゃんに萌え〜ですよ。けなげな幼馴染です。
また、メカが独特の丸みを持っていて、分かりやすくて独創的なのもバリバリ。なんかすっごく戦うためのメカという感じがしないのがいいかんじでありまして、なんか無意味に鋭くないのがなかなか。キャラクターに会ったデザインがされてて、これもお気に入りであります。
というわけで、気になった方は、とりあえず復刊ドットコムの、バーコードファイター復刊ページへ。秋ごろ予定だそうでありますが、まだ投票受付中との事。
自分としてはこれと一緒に、甲殻機神ヤドカリくんも復刊してほしいところ。こっちもいいんです。
評価なし。不能。自分はは大好きだ〜ッ! さくらちゃん萌え〜。