高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

ARIA(3)&(4)


 ARIA(3)&(4)<限定版>
 著/天野こずえ
 発行/マックガーデン ブレイドコミックス
 (三巻ISBN:4091926713 | 四巻限定版ISBN:4861270197 通常版ISBN:4861270162)
 (高森太郎書店では『最近読んだ本。』のコーナー……すみません。新刊コーナー埋まってい隙が無いので、緊急措置です。))

 わーい、限定版だ〜。アリア社長だ〜。フィギュアだー、ふにふにだ〜。と買って、うきうきとパッケージングを破って、さぁ、と手を合わせてからあけると……あ。知らないキャラクターが。
 見事に三巻を買い忘れていたのでした。というわけで、金など無いくせにもう我慢できずに購入に走り、二冊読了。

 火星、ネオヴェネチアのアリアカンパニーに着てから一年。灯里は、見習いウィンディーネ(水先案内人)となってから、二度目の春を迎えた。季節が巡った火星で、新たな出会いと、友達と一緒に、一人前のウィンディーネに、憧れのアリシアさんに近づけるように、きょうも、ゆっくりと一生懸命に暮らしていく。

 すっごくなごみます。ゆ〜っくり。ゆ〜っくり。

 これって、考え方によるとSFなんです。2301年。舞台は、地球よりも地球らしい、火星。そこは、すごく自然にあふれている世界。そこに、すでに超文明化された地球からやってきた少女、灯里が、水の街ネオヴェネチアで、船をこぎ、人々を案内する女性「ウィンディーネ」になるためにアリアカンパニーに入る。そこで、暮らしていく。

 こんなゆっくりとしたSFもいいじゃないですか。すごくやわらかい。灯里の視点で、地球より地球らしい、火星の自然を見て、一緒にネオヴェネチアの町を探検する、ネオヴェネチアの街を行くのが、この漫画です。

 透き通るようで、そのくせ、なんかやんちゃな少年漫画のあじもある、独特の画風で、なんかすっごくゆっくりとなごめます。派手さは、無いです。だけど、人の感性を共有していやされる。いいです。

恥ずかしいセリフ禁止!」
「ええ――――っ」
ARIAより引用

 評価は10中8。楽しみに待っていたい本です。いつも本棚においておきたいような。

 それから、4巻限定のフィギュアのできですが、なかなかいいかんじ!。 二次元を三次元におこすんだから、ちょっと顔の造詣が変わったりしやすいですけど、そういうのもほぼなく、すごく良くできている。っていうか、灯里もですけど、アリア社長ふにふに〜〜〜。

 って、もしかしていま出来がいいのってあたりまえなのかなぁ。(汗 こういう限定版は、めったに買わない&限定版が出るようなジャンルの本はあんまり買わないので、良く分からないのですけど。昔のエヴァの限定版のフィギュアとはまた違った、しっかりとしたつくりです。
 お金に余裕のあるファンなら、買って損は無しでしょう。たぶん。