高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

神野オキナ『あそびにいくヨ!』がゲーム化!……が。

 adramineさまのところより。神野オキナ著『あそびにいくヨ!」がゲーム化!だそうであります。くわしくは、あそびにいくヨ!ちきゅうぴんちのこんやくせんげんの公式サイト*1および<ファミ通の記事 および、ジーパラドットコムの記事を参照していただくとして……。

 とりあえず、いろいろ画像を見ると、とりあずなかったことにしておとなしく布団をかぶってなにもかんがえずに眠ってしまいたいとかいろいろあるわけだが……言えば言うほど呪詛を含みそうなのでやめておくがひとつ。放電映像氏の唯一のイラストが使いまわしっていうのはどういうことだ? とか、もうちょっと再現性挙げろよとか。

 自分はとりあえず、あそびにいくヨはかなりのファンであります。っていうか、自分はあんまりその、キャラクター傾倒したりはしないし、こういう好きになり方ってのは初めてと言うかいまのところ唯一と言うか、祖言ういう感じでかなりの勢いでファンであります。

 どれぐらいかというと、第一巻を書店で見つけて、あのひまわりとふんいき、作家の名前で手に取った日からファンであり、今でもCDドラマの第二弾が配達されてくるのをまっていて、到着しだいすぐに聞いて、感想を書こうなどと思っている人間なのであります。

 とりあえず注目したいのは、神野オキナ氏と放電映像氏、つまりオリジナルの原作者がどれぐらいかかわっているかと言うことでありまして……。アニメ化するならさっさとすればよろしいが、なんというか、微妙に方向性がおかしな方向に行っている気がする。ファンとしてはなんか心配なのでありますが。

 もちろん、魅力的なキャラクターは魅力であります。ぱっとみればキャラクターだけの本に見えるでしょう。しかしそういうことはなくなんというか、神野オキナ氏の絶妙なネタの混ぜぐあいと、大きなところで大きな設定を行ったうえで、そのほかをきっちりとつめていく、というちゃんとSFをしていたのである。そうじゃなかったらあそこまで巻を重ねるわけはないわけで。

 なんかすでに完成しているというか、スケジュール的に明らかにアフレコは終わっているくさい時期である。さらにメディア展開がなんらかあるのは間違いないだろうと思われるわけで……。なんか心配9割期待1割ぐらい。いや、これだけの情報ではなんともいえないが……しかし表面だけを切り取ったように見えるあの画像ではそうなるよなー。さらに言うと限定版の中身が決まって無いのに値段が決まっていると言うところがすごく如何わしい。こういうので、製作者側が「わかっている」人たちじゃないと非常に難しいのは明らかなわけで。単純作業としてさっさとやられている感が非常に不安。 CDドラマも……正直一巻のふんいきでは「わかっている」感じがしなかったしなー。

 近頃自分がちゃんと全部見たもののなかで一番メディアミックス的にすばらしかったのはフルメタルパニックである。あれは原作側が積極的にかかわって……というか中核スタッフとして動いたことによると思う。
 昔から言われていると言えばそうなのだが、小説を多媒体に変換するのではなく、多媒体に訳す、といった作業が必要になるのだと言うことだと思う。訳すというのはつまり、多言語で書かれた小説を翻訳する問い作業で、翻訳と言うのは単に言語を変換しているだけではないと言うことである。
 コピーならばよいが、たいていの変換はロスがでる。忠実ならばよいわけではない。というか忠実であると言うことは、原作が小説ならばなおさら大きくなりがちな読者によって一人ひとり異なるイメージを吸収できないということなので、ちゃんとした解釈をもって望んで欲しいと言うか。

 というわけで、お願いしたいわけであるが……やっぱりかなり不安だなぁ……。などと、書いていると言うことはそれなりに楽しみにしていて、結構期待がおあるだけに不安なわけでありまして……そう考えると、問題は自分がPS2を所持していないことだったり(大汗 というかPS3を控えたこの時期に出ると言うのはうわーとしか言いようが無いというか。いや、買うしかないんだけれど……。

 なにわともわれ。続報を待つ。

*1:ディレクトリだけで、ファイル名を指定せずにやると403Forbiddenを返してくるってのは今時どうよと……ちょっと本筋ではないところでどうよと思ったり。