高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

eBookOFFがリニューアル完了した模様。

 昨日記事にしたばかりでアレなのですが、ebookoffの新サイトがオープンしております。

 が、むっちゃくっちゃ重い。二階に一回はコケル、さらにカテゴリで本のレーベルなんかで見に行くと、たとえば某フランスの皇帝の名前を冠した文庫を押すと、なぜかハヤカワ文庫の海外ミステリーがずらーっと出てくるという……。
 あとはエラー画面がリダイレクトになっていて、「http://61.195.165.240/goannai/pc.html」なんてページに飛ばされるとか
 さらに、検索などの一部にJavaScriptを使っているようなのですが、それがfirefoxではうんともすんともいわない、IEだと動くものの、検索フォームに入力して「Enter」で検索できない(!)、そして、とどめはまだまだDNSドメインの情報が浸透しきっていないらしく、ページ無いリンクがIPアドレスと言う潔さなど、超見切り発進、あと一週間ぐらいはシステムを見直したほうがいいんじゃないかというような具合でありますが、ただ、ドキュメント類とかはもうしっかり完成されていて、おそらくこれ、かなり前から綿密に計画し、それからサイトがかなり重くてつながらない割には、ちゃんとつながるとなかなか応答性がいいところから、おそらくデータベースなどのバックでの処理は非常に工夫してがんばっているんじゃないかと。またどうやらシステムはUNIX系のサーバ上でJavaで構築してあるくさい。

 サイトのシステム的には……全体的に前のシステムでの良かった点を継承して、新しくしている感じ。たとえば、検索の項目のレスポンスのよさは残っているし、まとめ買いもよさげ。
 データベースの精度のよさも、版元などの情報ではなくeBOOKOFFがまとめたのだろうか、統一の制度の高さがのこっている。 あとは決済画面のわかりやすさかな。某巨大ショッピングモール(一つにあらず)にも見習わせたい判りやすさである。

 さらにサイトの崩れが無いのがすばらしい。が、やっぱりアマゾン風のサイトレイアウトはいまはやりだからしょうがないのか。まぁこれが一番わかりやすいといえばそうなのですが。だけれど思ったよりごちゃごちゃしていないのはなかなか。


 で、興味深いのがいくつか。まぁポイントが始まったりとか、高額買取商品の郵便での買い取りを開始したとか、買取の金をポイントで払うことが可能になっていたとか、そういうことが売りなんでしょうがまぁそこら辺は私は興味がなく(ぉ

 書籍などの個別の詳細画面に、なぜかamazon.co.jpへのリンクがはられている。商品別のアフェリエイトかなぁ、と思ったらそうではなく、トップページ。
 で、前のサイトにはない商品情報が載っている。CDなら収録曲、といった具合に……。ん? もしかしてこれ、amazonから情報?! え゛ いや、違うかもしれませんが。あと、将来的になにかやるための物かもしれませんが。……もしかしたら、前サイト自体は別になっていた、Yahoo!やamazonアソシエイトなどの情報も全部統合して在庫としてリアルタイムで持つようにする、とかやるのかなぁ、とか……。

 次は配送体制。今まではおそらくGazooつきの運送業者である、西濃運送が配送を担当していましたが、新しくなってからは猫さん、つまりクロネコヤマトにかわっているっぽい。西濃運送はそれ自体は何かあるというわけではありませんが、少なくとも自分が住んでいる地方では、土日の配送をしてくれないので、それがネコさんに代わったことは非常に自分としては良い材料かも。自分はbk1を良く利用するので、いつもネコさんなのですが、なんとなく安心感が。まぁこのあたりは配送担当の方の当たり外れがあるでしょうからアレですが。

 後は梱包資材かな。これは後でなんぞ書くかも。

 そしてもう一つは、定価より高い商品をいくつか発見したことです。高いといってもべらぼうに高いわけじゃないですが、機械的に定価の半額(四捨五入で50円単位)でやっていたのだけれど、これはなんというか……。いったいどのあたりの情報を利用しているのかわかりませんし、今のところCDやDVDだけのようですが、これで本にも広がるのかなぁ……。そうなるとアマゾンでべらぼうな値段がついているあの本とかあの本とか、高く売るようになるのかしら。 だけれど、あんまりこういうお店がやって欲しくない。というのは、そういう希少本市場が出来上がって、みんなそれなりに目を配って、そしてそれをいくらかのマージンをつけて売ることによってその本が前よりも手に入りやすくなるわけで……まぁ高いのを買うのはアレといえばそうなんですが、希少本を手に入れやすくはなっていたわけです。
 ですが、eBookOffとかの場合は主に受動的で、そりゃあ古書店同士の市場なんてのもあるそうですが、売られてきた本を高く売るわけで……。そのとき希少価値のある本を高くかっていれば、よいのですが、そうじゃなくて売られて機来た本をなんらかの判断材料で(たとえば、amazonのコレクターズ商品でいくらの値がついているかとか)機械的に判断して高く売るようなのでは、企業にとってはよいかもしれないが、個人的にはやってほしくない。だって得するのはeBOOKOFFだけなんだもの。まぁ、新古書店に絶版になってしまった本やDVD,CDの流通機能を主に期待している自分としては、そこらへんはあんまり……と思ったり。