健康診断
本日は、8時30分から健康診断であった。って、なにをそんなことを……とおもわれるかもしれなにが、いいじゃん! だって初めてだったんだもの、病院で健康診断だけするのって。幸い、今まで入院などしたことがない自分でありまして。
というわけで行って来たわけだが……。項目は以下の通りだった。
- 身長体重
- 視力
- 聴力
- 心電図
- 血圧
- 尿
- 血液
- 肺レントゲン
- 内科検診
尿と血液はそこからさらになんぞ分析をするのであろう。
自分が言ったのは典型的な個人病院。指定されている病院である、ということで始めていく病院である。時間は朝8時30分。朝食をとらずに来い、という注意事項があり、そのことを母に話すと「それはきっと胃検診だ、バリウムは気持が悪いぞ、胃カメラだぞ」と散々脅されたりしつつ。それからまず検尿はするであろうから、小用は控えて行く。
そしてついてみると、受診時間が9時である。え? と思ったが同時に受診する友人はすでにそこにおり、まぁ大丈夫そうだということでいってみると、8時30分にちょうど窓口がひらいたので、受診カードを出す。
そして一番先に採尿をするというのでお手洗いで済ますと、呼ばれる。
中はなんとも雑多としていた。他の患者さんが点滴を受けている。病院内とは思えない大きな声で話すちょっと豪快風味のおばさん看護士さんがいらして、さくさくっと血圧を検査。その後心電図、そして体重、視力と続く。
診療室はもともとあったでっかい大部屋をあとからパーティションで分けた、というのがばればれで、どうやって診療ベッドどうやって運び入れたのか不明な細い通路があり、結構窮屈にベッドやら検査機器が置かれている。
診療用のベッドは、どっかのロゴがかかれたハンドタオルがしかれている。きっちりと消毒されている清潔なものなので問題は無いだろうけれど、乗るときにちょっとすべる。
あちこちに薬品メーカーや薬のロゴが入った壁に磁石でくっつけるようなカード入れやら、時計はすでに止まっているがホワイトボードに「2/25 健康診断三名」とかかれて立派にホワイトボードとして機能している小さな時計つきホワイトボードやら、どれもかなり昔からあるだろうということが想像できるものがたくさん。雑多としているがそれぞれに物が入っていて使われていないものはなさそうで、きっちりと清潔にたもたれていた。高度にシステム化された総合病院などとはまた違った効率のよい空間のようだ。少なくとも、患者は検査のために広い病院を歩き回る必要はないし、すごく集中的に診療が行われている感じだ。
そしてそこにある年代ものの検査機械。いくつも重ねられている検査を示すシールが勲章のようで、途中も検査済みを示すシールの形が変わっているのか、ちょっとぼこぼこしている。一番上に張られた2004年の日付が入った検査シールがなんともいい味である。
そんな少々古いレントゲン機械にかかる。 なんかものすごいでっかいものであるが、機械の感じではなく、昔ながらの、壁にすえつけられている金属板を胸の位置に調節して抱え込むようにし「息をすって、そのままとめて」ピピ「はい、終わり」というクラシカルなものである。
終わったあとおばさん看護士さんが、機械のほうではなく板のほうを回収していった。あの中にフィルムがあるのかなぁ。
そして一番はなんといっても木製の身長測定器。もうバリバリの現役である。それではかっていただく。なんか口をつけたら「最近の若い身長測定気はけしからん」などとしゃべりだしそうな気合の入った年代ものである
そのあと少々待たされてから血液検査。自分は昔から「血管が見えにくい」といわれる看護士さんに迷惑をかけることが多かった。昔採血したとき、若い医師まで出てきて何回も刺された挙句、結局うまくいかなくて手首に針を刺して採取されたことなどあったりする。 あの時はものすごく痛くて、もうかなりトラウマになっていたり。
というわけでちょっと戦々恐々であったが、ベテランのおばちゃん看護士さんは、腕を数回こすって「深いねぇ」一言言っただけで、ぷす。
イタッと思う間にさっさと注射器を引き(真空管ではなく昔ながらの注射器だった)採血してしまった。おお〜、さすがはベテランの看護士さんである。
採取した血液はなにかバーコードが印刷された試験管にいれられていたので、おそらくどこかの検査施設によって検査されるのだろう。
そしてその後、この病院の主であると思われる初(?)老の医師によって内科検診というか聴診器でさくさくっと検診をうけ、終了した。
所要時間は約50分ぐらい。なんとも手際がよかった。特に看護士のみなさまが。
診断項目のうち、医師が検査したのは
- レントゲン(セッティングは看護士さん)
- 聴力
- 内科検診
だけである。もちろん分析は先生がやるんだろうが、あの病院はあのベテランのおばさん看護士さんたちでもっているんだろうなぁ、と思う。
なんとなく小さいころ水疱瘡をやったときとか、おたふく風邪をやったときとか、風邪をこじらしたときとかによく言った地域の開業医を思い出したり。