高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

災害時の放送体制

 今回の災害。6時寸前に地震が発生し、そして自分はまだ動いている途中に一階におりようとしてこける……というか後もう少しで階段落ちになりかねない状況だったりした後、一階で祖母とともにNHKをつけた。すると、速報と同時に、サッカー中継が切れて、アナウンサーが出てきた。スタジオには、おそらく緊急事態を告げるであろう電子音がなっている段階である。

 そして、いろいろな事が始まった。

 震度があきらかになると、かなり早い時期に、NTTの災害伝言ダイアル「171」が開放され、NHK安否情報が始まる。この安否情報システムって、以前名古屋の大学が開発した、というものだろ言うか。そして、そこにはおそらく何事もなかったときに放送される予定だった番組を担当しているアナウンサーが登場して、延々と安否情報を流し続け始める。

 そのほか、民間も徐々に報道特別番組に切り替わっていく。また、ラジオも。時間がくだっていくにしたがって、だんだん被害が明らかになって行く。NHKはすべて災害情報を流し続ける。

 見慣れたアナウンサーが新潟でレポートをしているのを発見する。応援に出たようだ。

 そうして、どんどんいくが……しかしNHK安否情報を見て、少し思うが……。あの安否情報は、被災地外から被災地に向けての情報と、被災地から自分達の安全を知らせる情報を分離しないと無理では……という気がする。


 以前にくらべて格段に整っているのが分かる。情報は、画面に表示された情報をアナウンサーが後追いするという形になっていて、速報については自動化されているようだし……しかし、この外の情報がどれだけ被災地に伝わっているんだろうか。

 ……こういうときの正確な情報と言うのかなり重要であると思う。しかし被災地は停電している……。やはりラジオって言うのは重要なのだな、と思う。