高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

本屋のポイントカードは違法、として最近出版関係の動きが活発。

 以前も書いたが、最近ポイントカードが再販制度違反である、として、あちこちでいろいろと動きがあるようで。

 まず、全国書店新聞の記事などはいろいろと。本当にさまざまな動きがあるようであります。が、なんか疑問がいくつか。

 自分はどちらかというと再販制度維持は賛成派である。どうせ現在も古書などがでまわっていて、事実上期限付きのような状況になっているし。これで新本から再販制度を奪ったら……本気でいろいろと駄目になる分野は多いだろう。自分なんかは、一般的にそうなると駄目になるといわれるあまり売れないが、非常に文化的価値が高く、そのために値段が高い本が駄目になる、という本は、今は、少量の印刷もだいぶ可能になってきているし、こっちは現状から変わらないと思う。が、逆に、自分が好きで読んでいるちょっとマイナーな方面の本なんかは……一発でやられておしまいだと思うわけで。ただでさえ最近、あちこちで、販売停止のボーダーが、採算ラインよりもずいぶん高く設定されている、という話を聞くわけだし。


 が、ポイントカードについては、なんでこれが……と思う。いや、家電量販店みたいにとんでもないポイントをつけるとか、「ハリーポッターを買うと10%ポイントが!」とか言い出したらアレだが、なにか協定みたいなのでできないのかなぁ。
 たとえば、ポイントは2%までで、1000ポイント以上たまらないと使えないようにするとか。まぁ、それが出来たら苦労はしないのかもしれないが……。


 それから最近思うのは、だったら会員カードみたいなのは無理なのかということ。別に割引しなくてもいいが、たとえば、本を予約、注文するするときは会員Noと電話番号だけでOK、住所氏名不要とか……。って、あんまり需要ないかこれは。