高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

最近思うことなど箇条書き。そのほか

ソニーミュージック、新譜にてレーベルゲートCDの終了。

SME,ソニーミュージックエンターテイメントが、レーベルゲートCD、つまりCCCD仕様のCDの新譜の終了した。(プレスリリース)(スラッシュドットジャパンのストーリー「SME,レーベルゲートCD終了を正式発表」)。 ついにソニーミュージックCCCDを終わらせたと。 あとは、今までCCCDだったものをCDで再販してくれれば……。 それは無理なのかなぁ……。 また、やはりプレスリリースではavexと同じように「意識の向上」を挙げており、「混乱期の終了」だからそうで……。混乱期ねぇ……。どちらかと言うと……メディア時代の終焉を意味する気がしてしょうがない。最近自分もパソコンを動かしているときは、パソコンの中に取り込んだ音楽データをランダムでずーっと流しっぱなしにしたりしているし、次のWindowsMediaでは、標準でMP3コーデック付属して、標準でMP3変換が可能になるそうだし……。

 それから、このレーベルゲート、オンラインで認証ができる仕組みになっている。レーベルゲートが出たときにも思ったのだが、いつまでこの認証システムを維持するのだろう? 出た当時は「どうせDVD-AudioSACDに移行するんだからこんなものつくっても無駄だろ」とか思ったんだけれど……なんかこれこそ無駄な気が。

IBMのスーパーコンピュータがついに地球シミュレータを抜く。
 スラッシュドットジャパンのストーリー「地球シミュレータ、IBMのパソコンに敗れる」だそうであります。 ちょっと「敗れる」ってなんか感傷的な書き方だなぁと思ったり。 さて、たしか地球シミュレータが稼動したのは2002年であるので、二年間もそれを上回るコンピュータが出てこなかったこと自体すげえなぁと思うわけでして、やっとでてきたか、と言う感じであります。 そのことについてはともかく、それよりも注目したのはその中のコメント。 今はスーパーコンピュータはいろいろな面で特化している? というように読めるコメントが。確かに汎用コンピュータというわけにはいかないだろうけど、すげえ高速でやるコンピュータ! みたいだと思っていたら、どうもやっぱり、それなりに特化するようにカスタマイズされていて、得意不得意分野があるらしい。 地球シミュレータはそのまんま「地球をシミュレート」するために特化されたものだし、今回勝ったIBMのスーパーコンピュータは遺伝子などバイオ分野で使われるようなものに特化しているらしい。 へ〜。 そういえば、以前どこかで地球シミュレータのえらい人が「パソコンを何台あわせても地球シミュレータにはなりません!」といっていた、というのを拝見したけれど、そういうことなのかも。
本に帯は不要論

まいじゃー推進委員会さま、およびモノグラフさま経由、本に帯は不要論

 葉子さまの注意書きにもありますが、ライトノベルの話ではありません。 が、議論されていることを含めて興味深い。帯のみにかかわらず、現在のPOPなどに関しても。 たしかに、帯がない本棚というのは、整然としていていい気がするし。だけど、帯がなくなると結局、カバーや表紙に帯の文句のような文言がかかれるだけで(某今はなき緑の扉文庫なんかは帯風に直接印刷してあった……があれはどうかと)状況は悪くなるだろうし……。図書館などでの帯がない整然さをたもつことと、そして本を限られたスペースで端的に表す、というのを両立するために「はずせる帯」というのは有効で、さらに定格で整然とならぶ大きさの整った本を保っている要因だろう。特に、一般書よりさらに厳格にサイズで定格であることを求められる文庫、コミックなどは。 そして、それを廃止できるのって、とりあえず実用書、それも高度に専門的な書籍のみだと思う。もしくは、販売方法が通常の書店で売られないもの。たとえば、教科書とか、学校向けテキストだとか、ソフトウエアに付属する「できるXX特別編」とかそういう本だけだと思う。その分野って、すでにカバー・帯がないものが多いが、それって明らかにイレギュラーなもので、同列に扱うものでは無いし。 だけど……最近そういう専門書籍ですら帯があるだよなぁ。そういう専門書ってとりあえず手にとって見てどんなことが書いてあるか見るのが当たり前なので、「初心者にやさしい」とか書かれていても全く意味が無いし。そもそも初心者がこんな棚の前にくるかよ! と叫びたくなる。それよりもとなりで難しい顔して帯などなく座っている本のほうがずっとわかりやすかったりするし。

 最近さらに帯が加熱しているのってあれかな?『世界の中心で、愛をさけぶ』「なきながら〜」の帯からか? そして、電子書籍にむかって時代がくだってますが、そうなるとまた状況は一変するんだろうなぁ。また、自分は文庫至上主義者なので、アレですが。

RFIDタグを利用した、小学生の登下校監視システム。
 NHKICタグを使った小学生の登下校管理(というより監視だよなぁ)システムの話をやっていて、「ん?これって役に立つのか?それ以前にプライバシーは無しかよ」*1と思った覚えがあるが、それについて、高木浩光氏がご自身のはてなダイアリーで「誰もとめようとしない家畜用IDタブの小学生への適用」と題して書かれている。 聞くと、これ、アクティブ型、つまりいつも電波をだしているものだそうだ。これってあれか? よく電気屋で万引き防止についているあれと同じと言うことか? また、これからだと、タグの実験に実際の小学生を使うというのはいったいどういうことかと思ったり。 そして、こんなもの実際に事件になったときは役に立たないだろうなぁと思う。これがPHSや位置情報検索可能携帯なんかのようにある程度処理が施され、なおかつ完全に位置が分かるものなら役に立つだろうが、出た入った、ただ通りましたしかわからんので、それ意味があるのか。 つまりこれって、何かあったときに学校側が「タグではもう学校から出てますので関係ありません」というためのものなんじゃないかと思う。そして、こんなまだ未熟で発展途上なものを、実際の小学生で実験のようなまねをするなど何を考えているのかと思うぞ。どうよいったい。品物にICタグが付くと監視されてしまう、というのよりよほど深刻な問題だと思う。
KDDIがRFIDタグ読み取り可能な携帯電話を開発
id:adramine:20040929#p6さま経由、ITmedia記事「KDDI、RFID読み取り可能な携帯開発」。たぶん、携帯電話にRFIDタグというのは、RFID普及の引き金になりえる技術だと思う。だから、結構重要な記事かも。商品を読み取って、そこから関連サイトへジャンプ、なんていう塚割れれ方から、現在のQRコードの次としてのエンターテイメント的な使い方ができるし、この技術を応用して、雑誌に付属したRFIDににたICタグからデータをダウンロードして携帯アプリ、なんてもことできるかも。 が、同時にRFIDはいろいろと問題を含むのでそうはいかないでしょうが、各社が続々だせば、バーコード普及のきっかけになったコンビニみたいに、一気に普及する可能性も……。 あと、こうして簡便で小さい読み取り装置が開発されれば、簡単なバーコードリーダーより簡単なUSB接続のRFID読み取り装置なんてもの安く出来るんじゃないだろうか。 そう考えると……便利な気もするし、恐ろしい気もする……。
RealOneなどReal系のプレーヤー一部にセキュリティ脆弱性。
ITmedia記事「RealPlayerやRealOne Playerなど3種類の脆弱性」によると、Realなんたらプレーヤーの各種に脆弱性が見つかったそうである。 詳細はリアルプレーヤーのカスタマーサポートの該当ページを参照していただくとして。 あ、やば、と思ってあわててアップデートしようとしたら、自分のパソコンには入ってなかったや。そういえば。 以前、以前といっても本当に前だが、衛星「はやぶさ」を打ち上げるときの中継を見たとき以来、まともにリアルプレーヤーつかっていない。最近は、良くも悪くもWindows Meidaで、RealMediaがあるところは大抵Winodws Mediaがあるという状況だからなぁ。最近一メディア形式しかないのって、mov形式。つまりクイックタイム形式を置いてあるところぐらいだし。が、これだとWindows意外で困る罠。だが……。
MSN がOutlook、OEからのHotMailアクセスを有料化、さらにMSNチャットを認証付18歳以上有料化へ。
どちらもITProより。(HotMail チャット) チャットのほうは10月28日からだそうであります。 というか自分は両方使っておりませんのであまり関係ないといえばそうなんでありますが……ちなみにHotMailのほうはすでに実行された後であります。チャットのほうはわかりませんが、有料化ねぇ……なんというか囲い込みがお上手で。これからMSNは有料サービスの方向に進んでいくのでしょうか。しかし、OEを使うとHotMail使え使えと何度も行ってくるわけですが、使えなくなるというのは……いくらスパム対策とはいえ、ねぇ。

*1:というかブギーポップの改札だよなぁ。あのなかでは非常に退廃で独善的な学校側の象徴として描かれているように思う。