高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

読売新聞で、週刊文春の新聞広告を塗りつぶし。プロ野球問題で。

 今、とくダネ!を見ていたらやっていたのだが、本日の読売新聞に掲載される週刊文春の広告の見出しを、黒と白で塗りつぶして掲載したらしい。そして、それに関連する記事が。朝日com記事巨人が文芸春秋と日経BPに抗議「楽天に参入要請せず」 ということだそうでありまして……そして、週刊文春の問題の号は10月07日号でありまして、週刊文春のページによると、以下のような感じだそうであります。


楽天 三木谷に「ライブドア潰し」を哀願した巨人軍桃井球団社長
楽天新球団は第2巨人軍か?
原監督で四番清原、抑えは佐々木
三木谷浩史社長は「財界ジジイ殺し」で「銀座一晩二千万円豪遊」

(おそらく後でこちらのページに移行すると思われる

 これについて、「した巨人軍桃井球団社長」「楽天新旧談は第2巨人軍か?」など、巨人についての固有名詞が黒と白で塗りつぶされていたらしい。実物をもってないので分からないが。

 へ〜。なというかええ根性し取るという感じである。それが言論機関のやることか。新聞と言うのは、言論の自由を守るための急先鋒ではないのか。それが言論の封じ込めをやってどうする。それならば、その広告の上になにか特別に記事を載せるなど、そういう方向で取るべきではないのか。
 あのストライキが実施されたときの、とても日本で有数の新聞社の社説とは思えないとんでもない社説を出した読売新聞だから……という話もあるだろうが……読売新聞自体は個性的な記事や個性的な記者のかたも多く、よいのに、なぜ野球のことになるとここまでバランスを失うのだろうか。これだと、普段のなんでもない記事でも「なんかゆがめられているんじゃないの?」と思われることになるだろう。
 もうすこし理性的に判断して、たとえば、広告に関して、すぐ近くに特別に記事を開けて巨人側の意見を載せるなど、そういう面で退行すべきだ。

 つーかさ、こういうことしなければ自分は週刊文春のサイトなんかに目を向けなかったわけで、いまこういう人多いと思うぞ。

 追記
 モノグラフの自由帳さま経由。
 YahooNewsに写真があがっています。(毎日インタラクティブ版)あらためてみるとすごいなこりゃあ。
 そして、毎日インタラクティブによると、了解を得ているらしい。そりゃあ、了解を得ずにやったら著作権法違反ですからね。そして週刊文春側は、かなりの確率で話題になることをわかってやっていたと思う。だから、あえてああいうかたちで許可をしたのかと。
 しかし……なんというか読めば読むほど、この行動が内側内側に向いているように思えて仕方がない。つまり、ほって置いて外に出す形で対応するように、内側の身内に、「ちゃんと行動しましたよ」とアピールするためにやっているような……。