高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

地震。

 夕べの23時57分の地震でありますが……。自分のところは東海地震の軽快地域内でありまして、また、最近の研究だと自分が住んでいるところの地形は河岸段丘というより地震で形作られた可能性もあるという分析がなされている場所なんでありまして、ゆれると結構どきっとするものが。
 自分の地方でも結構揺れましたが、震源地の地方の方々に比べるとそれほどでも無いです。お見舞いもうしあげます。

 情報としては、「高感度地震観測網「紀伊半島南東沖の地震特集」が詳しい。

 しかし……今の観測体制はすごいことになっているようだ。 地震が来て、うわ、けっこう大きくて長いぞ、とすっかり目が覚めてしまった自分はNHKを出したのだが、発生から1分2分たったかぐらいの時間に速報が流れ、速報の二回目が流れ始めた直後、すぐアナウンサーが「番組の途中ですが、地震情報です」と流れ、さらに直後速攻で津波警報が発表されるとさらに番組の構成ががらり、と代わり、「ただいま気象庁より津波が発表されました」というと、即座に緊急警報起動制御信号(緊急警報放送)が送信されて、画面に津波警報情報が出て、画面には英語で『tidalwave  warning on sub channel or Redio(2)』と出てまして、副音声は入らないのでラジオ第二を出したところ、英語情報が出てました。
 ということは、NHKは常に英語の話せるアナウンサーを待機させているということか……と。

 日本はありとあらゆる災害がある国である。噴火、地震津波、台風、水害、雪崩……。日ごろから対策が必要だということなんだろう。自分もいろいろ備えておこう……。

 しかし……キーワード『緊急警報放送』からいけるページで何かあると流れる「ぴろぴろ」と言うあの音についての話を扱っている大変興味深いサイトを拝見させていただきましたが……現在、その緊急警報起動制御信号を受信して起動できる受信機はたった二種類!? なんじゃそりゃあ……。デジタル化されていても、消費電力低減のためにあんまり待機できず……ということだそうでありまして。しかしこういう正直儲からないであろう部分の商品をちゃんと作っている松下はすごいなぁ、と思ったり。少々値段が高いが。
 日本は回りを海に囲まれた島国であります。さらに地震列島でありますから、地震津波で威力を発揮するこの種の機種はどんどん出てもいい気がするんだけれど……というかいっそ矯正にしてしまってもいいんじゃないだろうか。量産効果が出れば値段も抑えられるだろうし。

 そーいえば、今FMラジオ携帯とかあるけれど、あそこらへんはバッテリー付きで常時稼動だし、普段からFMラジオを起動しておくのは無理にしても、緊急電波を受け取ると強制的にNHK-FMを起動するとかできてもいい気が、いまはアプリケーションはかなり汎用的になっているし、それぐらいの信号を解析するぐらい分けがないだろうと……ってこれだと携帯基地局が死ぬと駄目か。もしくは普段からFMラジオ機能を起動しておかないといけないけれど、あれってイヤホンがアンテナがわりだし……。

 また、さらに驚いたのは、流れている河口を登ってくる津波の映像に、「わ〜」という歓声入りで、明らかに消防団などの人ではない一般の人が映っているのだが……なにしていやがるかてめえらという。以前どこかのテレビで、津波の危険がある地震で即座に避難した人は、避難すべき地域に住んでいる人の二割程度だった、と言うとんでもない統計を見たことがある……。危機感が足らん。

 災害は忘れた頃にやってくる……というのはありふれすぎて耳にタコが出来た感じの言葉だが、災害に会ってしまったとき、自分を守れるのは自分だけだが、自分を守るために危険に身をさらすことがある人がいると言うことを忘れてはいけないと思う。自己責任だが、責任の範囲は自分だけでは無いということを考えて、ちゃんと備えておこう。と、考えてみたり。といっても今から備えられることって何だろ。