高森太郎の日記。

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樹川さとみ『楽園の魔女たち (18) 〜ミストルテインの矢』

 楽園の魔女たち (18) 〜ミストルテインの矢(bookグループキーワード:楽園の魔女たち
著/樹川さとみ イラスト/むっちりむうにい
発行/集英社 コバルト文庫
ISBN:408600285X)(高森太郎書店では近日特集コーナーを設置予定)

「いけないわ……」 怒り狂うダナティア、無くファリス……。最近妙なお客が増えていて、おかしいと持っていたのだが、その原因は、最近自分たちを明らかにモデルにしていると思える、ちょっとアレな小説の数々。 よく解析してみると、同じ活字が使われた同じ出版社からでいることを突き止め、そこへ交渉に向かうファリスとサラだったが……ちょっとした拍子にサラがBサラ化してしまい……。
そして、エイザードが一人作業する虹の谷では、刻々と戦争の足音が聞こえ始めていた。

 楽園の魔女たち、18冊目、読了。だいぶ、物語が巻をこえてつながり始めて、そしてラストへ向かっている感じ。


 今回は、魔女たちと、エイザードたちの虹の谷の二箇所が場面転換されて物語がつむがれていっています。そして……今回は、Bサラが大活躍。彼女(彼?)と、ファイリスの組み合わせがなんともいい感じ。毒舌って言っても殿下とはちがうし、これがまた……。

 そして、一方エイザードのほうは……以下ネタバレ含む。

 なんと、女性ばかりの騎士団がやってきて、もうてんてこ舞いですよ。そして、それがなんともすげー感じでありまして……そう、中隊長の騎士は、前巻出てきた、アシャの婚約者の妹、レティシアなのです。 そして彼女が出てくるということは……。


 そしてエイザードの元から家出した彼女は……、と深刻に書いてみる。


評価は10中8。さて、次……も現在の最新刊まであと二冊か。