高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

HotURLより、2004年度首都圏公立高校入試問題

HotURLより、Yahoo!産経新聞記事で知った、2004年度首都圏公立高校入試問題 というものをみつけた……うわーこれは……。内容は、詳しくはリンク先を見ていただきたいが、自転車に乗った老人に話しかけられ、公民館までの道を聞かれた。老人の様子を仮定して、それに基づいて早いが、急な坂がある道、緩やかだが、遠回りになる道、のふたつから経路を選択して道を説明せよ、というような問題。
 というわけで、自分的にやってみる。

 ア 急いでいるようだ。
 この先パン屋の角を左、今度は米やさんがあるY字路を左に、花屋さんの突き当たりを右、八百屋さんのT字を左なんですが…途中に急な坂があるんですよ。ですから、自分、送りますよ。え?いえいえ、どうやらお急ぎのご様子ですし、自分散歩してただけなんで。
 そしてそのおじいさんの孫というのは、幼馴染の……。彼女は自分の祖父を送ってきた僕をみて、「相変わらずおせっかいね、キミ」と微笑んだ。そして、彼女との第二章が始まった……。
 イ 体力がなさそうだ。
 この道を……!(がしゃん、と、自転車が倒れる音) お、おじいさん! だ、大丈夫ですか! だ、だれか救急っ ……、よ、呼ぶなって…… こ、これは……。……。 わ、わかりました。
 そして、私は、おじいさんの思いを届けるために、薬局のある信号の交差点を右、書店のT字を左、角に八百屋があるT字を右に行き、公民館へ。そして、そこで心配そうな顔をしている少女に、おじいさんから託された……。
 ウ とても元気そうだ
 この道をいったパン屋の角を右、さらに先の米屋のY字を左、さらに花屋を右に八百屋を左だ。わかったかジジィ。あ?なんだ、なっとらんだと、(自転車から下り、謎の構えをする老人)やンのかコラぁ。
 きゃっ
  て、てめぇ、わ、わたしの、む、胸、……ま、まてよっ!このエロじじい!(はっはっは、青春じゃの〜 と、笑いながら走って逃げる老人を追っているうちに公民館へ)
 エ 発表会までは時間がありそうだ。
 時間は合った方がいいと、パン屋の角を右、さらに先の米屋のY字を左、さらに花屋を右に八百屋を左、と最短距離を教えていたその時、謎の光が僕とおじいさんを包む。そして、気が付いたとき…「ようこそ勇者」そして、その先には魔王となったおじいさんが―。そして重く口を開く「余裕をもって出たのに、もう時間がない。孫の発表会のために、親切な少年、わしはお前を切る!」 戦いの果てに、一つの影が、公民館に降り立つ――。

 とか(笑

 まじめにやると


 ア 急いでいるようだ。

 この道をまっすぐいくと、薬局のある信号にでますので、そこを右にまがり、そのまま道なりにふたつ信号をこえたつきあたり、書店があるT字路を左です。そして、そのまま道なりに、今度は右に八百屋さんがある交差点を右、そして一つ目の交差点を曲ればすぐです。 道は平坦なので、自転車なら早いと思います。


 と言う感じかな。


 問題としては面白と思うけど、だけれど、46%が0点、というのは……まぁ、ある意味しょうがない気もする。というか、自分は作文と言うか、こういう問題は大好きでさっさとやっちゃうタイプだけれど、考えすぎれば考えすぎてしまうもの。いままで先生が「作者の考え」などというものを押し付けて、型にはめていると、ちょっと「これで合っているんだろうか」って不安になって、書いては消し、書いては消し、とやっていううちに時間切れ、ということになっちゃうんじゃないかと。*1
 答えのない問題もある、ということを、ちゃんと教えているか、どうか、だね。また、現実にはありえない条件(現実だったら、道についてはもうちょっと詳しく知っているだろうし、おじいさんに「お急ぎですか?」と聞いてしまうこともできるし、字数制限もない。なので、こういう状況をどこまで想像できるか、という想像力も問われるだろう。



 ちなみに、上の回答、たぶん、すべて字数にはめて書けば、解答としてある程度の点数は付くと想う。採点方針がまちまちなので、わからないっちゃあわからないけれど、だけど基本基準は満たしている。とりあえず、書いてみること。そして、その問題文をよく読むこと。これをこころえていれば大丈夫。って、いままでまともに受験と言うものを受けたことがない自分が言うのはなんだけど。

 そして、これでだめだった人で、ちゃんと見直して、どうしてだめだったか、を考えた人は、普通に分かった人よりもこのことはちゃんと刻み込まれるはず。そして、これから勉強、というより、感じればよい。自分の欠点を把握したら、それを得意にしろ、とは言わないが、それをカバーするように、行動をすればいい。だから、大丈夫。それほど難問でもない。


 また、問題としては……「孫の発表会を見に行く」とか「自転車に乗っている」とか、少しずつ状況説明があり、これを引き出してやると評価が上がるのか、結構良くできた問題だと思う。


 だけど……もし、こういう問題の対策問題集がでたとしたら、ふつーにやってみたいかも。こうやっておちょくってみたり(コラ

*1:つーかさ、お前は作者じゃねえだろ、とか思うし……もっとひねくれたことを言うと、読む側としては作者などは関係ないと思うんだけれど。……閑話休題