高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

アリソン(3)<下> 陰謀と言う名の列車

 アリソン(3) <下> 陰謀と言う名の列車
 著/時雨沢恵一 イラスト/黒星紅白
 発行/メディアワークス 電撃文庫
 (ISBN:4840226814)(高森太郎書店では『注目の新刊』のコーナーに。)

 今月発売の電撃文庫、読了。

 他の客を降ろし、ふもとへ向かって突き進む列車。 列車の中には、そこで出会ったスケール大佐と、そして、武器商人の主人とそのボディーガード。そして、アリソン、ヴィル、英雄さん、フィー。 先の事件の真相が分からぬまま、進み続ける列車。そしてついに、列車が後方より現れ……

 アリソン、三部作、といってもいいのかな、完結編。読了です。


 今回は、謎ばっかり残して終わった前巻の続き。 どういうふうになってんだ〜! アレはどういうことだ〜!と気になって一番最初に読みました。
 初めの半分が上巻の続きで、アクション編、事件そのもので、その後後半が、それに対する謎解きと言う感じです。

 そして…きっちり、上巻で残されていた謎についての物語は、しっかりと描かれています。

 以下、かなりネタバレ含む

 最後には、やっぱりちゃんとハッピーエンドでした。 というか……正直、よかった〜、と言う感じ。だって、あのままヴィルがアリソンの下を……離れてしまうというのは、ちょっと泣けますって。
 そして……その後の結末も描かれています。 なんとなく最後はよかったなぁ、ってことで……。それに、もし、そうなっていたら、アリソン、きっと抜け殻みたいになっちゃうんじゃないか、という予感もちょっとあったし。
 というか、自分がもし、そのヴィルに出会ったら「貴様、何年もアリソンさんをほっておくなんて……!」とかいってぶん殴ります。(ぉ

 評価は10中9.5(シリーズ評価)
 というか、リリアちゃんなど、二世たちのものがたりも読んでみたいです。結局解決されていない謎もあることですし……よろしくお願いします。
 そして、改めてはじめから全部読み返したいかも。