高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

住まいの換気。

 新しい家になって数日、だが、我が家には基本的に二十四時間稼動し続ける小型の換気扇が、あちこちについている。これは、シックハウス症候群対策の法律にのっとった設備だ。
 ちなみに我が家の着工(だったか契約だったか)がちょうどその法律施行直後であったので、自分の地域では、法律適応第一弾だったそうな。


 で、小型のファンだが、深夜、静かになると、ふぁ〜と音がして結構気になるのだ。が、作ってくれた会社の社長とか、棟梁とかに聞くと「最低半年ぐらいは着けっぱなしにし他方がいい。それぐらい耐えられるようにできているから」と言われているので、つけっぱなし。

 まぁ、前の家の、車の音にくらべればずっと静かなのだが、結構気になる。とか思っていた矢先、ranobe.comより、All About Japan 住まいの設備 いろいろある!?「換気」の種類というものを拝見させていただく。

 あぁ、たしかにこういうの付いてるや。これをみると、我が家は第三種換気であることがわかる。物置、キッチン、お手洗い、ユーティリティールームなどに換気扇がありエアコンの穴みたいなのがあちこちの部屋に開いていて、そこにはかちり、開け閉めできるふたが付いており、そういわれれば、あれが吸気なのか。とか。


 シックハウス症候群としては……生家では、昔、養蚕(シルクを取る、蚕を飼う)をしていた。そして、それは、我が家の二回にてやっていたのだが、蚕は結構デリケートなので、薬品で消毒していた。
 その薬品というのが、ホルマリン。そう、最近問題になっているホルムアルデヒドの親戚である。そういう関係もあって、けっこう我が家ではそういう体性があったりする。って、そういう問題じゃないことはわかっているが、あれ、結構目が痛くなるのである。巻くときには、ガスマスクをしつつ……だけどしたではみな普通に暮らしているという矛盾が……。


 また、新しい家では、会長さんわわく「無垢材をつかったから、いい家だろ、シックハウスにも強いんだぞ」といっていたとおり、接着剤の量が少ないらしい。といいつつ、壁は塗り壁だったりして、塗り壁も全部ボンド入りの壁塗り剤だったりするので、そういう対策は必要なのだそうだ。


 生家に住んでいたころは、そういうシックハウス症候群みたいなのはぜんぜん実感がわかなかった。隙間風以前に、家の設計思想に、家を密封するという考え方が無いので、設計上作られた隙間というか、空間がたくさんある。なので、換気などまったく考えずに済んだからだ。
 だけど、新しい家に来て思う。壁の中には満遍なく断熱材がれられ、冊子にはパッキンのようなゴムが充填されている。さらに、雨が降っていても家の中に入ると、相当静かに聞き耳を立てない限り聞こえないくらい静かで、密閉されている。たしかに、これだとシックハウスにもなるよなぁ、と思う。また、かなりのものが接着剤でつけられているし。また、出来立てのコンビニなんかに行くと、くらぁ、っとするくらい用材のにおいがして、正直、よく粉ところで長時間仕事ができるな、と思う。

 昔、プラモデルにエアブラシで塗装なぞをしていて、ごみが散るのがイヤで、農作業用のハウスの一角をブルーシートで覆って、そこで塗装をしたことがある。そのとき、ろくに換気をしなかったもんだから、気持ち悪くなって……見事に逆流したことがある。


 さらに、母の昔の笑い話。
 昔、母がまだ結婚する前、新しい家に数ヶ月だけだが入っていたことがるのだが、
「新しい家は、風が入らなくていいね〜」などと、姪っ子と一緒にコタツに入ってうとうと……気が付いたら、ものすごい勢いで母親に起こされが、体が動かなかったという話。

 当時は豆炭コタツだったそうである。つまり二酸化炭素だか、一酸化炭素だかの中毒になってしまっていたという……。

 古い家から、新しい家になるときは、換気をする習慣をつけましょう。