高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

PRO/E講習、第一日目。

 というわけで、今日は、地元の、精密加速度計、速度計、角度系などのセンサー類、精密モーター、それを応用した、超精密トラックボール(医療用内視鏡制御、航空宇宙分野で使われるらしい)など、さらには、遠隔観測システムなど、非常に精密な機器を作っている精密機器メーカーさんで、ただで(といっても、その企業に将来協力する意志のあるかた、ということですが)3DCAD講習を行ってくれる。

 というわけで、行ってみたのだが、なんかすげーでっかい。前見てきたときよりさらに大きく感じる。 規模としては、地元一番だろう。もう一箇所、シリコンウエハーなんかを製造している企業と、医療機器メーカーの工場などがあるが、それよりず〜っとでかい。


 というわけで、かなりしり込みしつつ、ゲートをくぐり、敷地内へ。

 一回目なので、先生が付いてきてくれていて、入り口の詰め所に居た係員の方にお願いして、連絡を取ってもらい、そして、指定された建物に向かう。

 敷地内は、木造の建物がずらーっと並ぶ。長屋作りだ。高度経済成長期から、ずーっと使われていそうな雰囲気だが、こういうところで精密機器が製造されているんだろうな、と想像しつつ、傾斜地を登り、敷地内で一番近代的な、XXXXX研究所と書かれた建物に入る。

 で、上っていき、指定されたところに行く。

 そこは、大きな広間で、そこにデスクが置いてある。一番奥に、置いてあるネームプレートつきの机は、偉い人だろうか。などと思いつつ。そして、なんとも独特な、自分がなれていない企業の空気と言うのにしり込みしつつ、先生と、もう一人、クラスメートで受講する人とともに、応接室……というより、商談のための会議室とも思える場所に入る。 すでに、ほとんどの方がそろっていた。

 そして、ファイルを一冊、図面と文章が少々書かれている物を渡されて、そして、講座の概略と、少々説明がある。


 そして、実際にPRO/Eで作られたモデルを元に、さらに話をお聞きし、そして、実際の操作方法の基本を教わる。
  PRO/Eというのは、3DCADであるが、これは、ある物体を作り、その上で加工に当たる部分を行う、という、実際にそれを作るような感覚で作り上げていく。これをフューチャーベースと言うらしい。

 そして、使ってみて、そして色々お聞きして思ったのだが、これはすべてを情報として持つソフトなのだ、と思った。

 たとえば、八角形を作るとする。作る場合は、とりあえず、薄い四角の立方体、板を作る。
 このとき、まずスケッチと言う形で、四角を作るが、これも書くときは基本的な形(それも、四角、三角、まる、程度で良い)を指定して、そこに寸法を与えて、それをある長さに立体的に押し出す、という形で作る。

 そして、その立方体の、角を、一定の大きさだけ切ってやる。この場合、すべての辺の長さが一定であってほしいので、それを算出する式を入力して(もちろん、数字でも可)、その大きさだけ切り落とすように操作する。

 すると、八角形ができる。

 のだが、ここまでの操作は、すべて、「再定義」という操作を減ることによって、数値を変更できる。また、八角形の一面の長さはすべて同じ、と言う風に数式で定義してあれば、一辺の長さを変更するだけで、全体が均等に大きくなるという仕組みである。

 そこにある図形をいじるのではなく、図形の作り方をひとつずつ作る家庭をプログラミングしていく感覚。なかなか興味深い感じである。


 で、自分は、少し前の型だが、ワークステーションを使わせていただく。ワークステーションなんて名まで見るのも初めてなら、触るのも当然初めて。 うは〜。

 そう思いつつ、基本的な、スペーサー、よーするに円柱などを造り、さらにその先、ベアリング押さえを作ったところでお時間とあいなり、そして、終了。

 その後、残業と言うか、もう少し使いたい人はいいですよ、とおっしゃってくださるが、終了させていただいた。

 次回は、4月29日である。学校でもCAD(2DCAD)の授業があったが、基本的な図形の読み方は分かるものの、けっこう忘れていることが多いことが発覚。さらに、本物の機器の2DCADの設計図を3Dにおこす、という形式で当初は進んでいくので、難しい部分も結構あるので、復習をしておかないと。

 さらに、もっと言うと、その後、一番最後は自分で何か作って見なければならないらしい(汗 自分は、設計、機械系のことはさっぱり分からないので、どうしたもんやら。