高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

プラネテス(1)〜(4)

 プラネテス(1)〜(4)
 著/幸村誠
 発行/講談社 モーニングKC
 (1巻ISBN:4063287351)(高森太郎書店では『注目の新刊』のコーナーに。)
 (2巻ISBN:4063287785)
 (3巻ISBN:4063288633)
 (4巻ISBN:4063289270)

 アニメ化され、つい先日アニメも無事終了したプラネテス、原作のまんが。なぜかオンエアー中は手に入らなかったのに、終了したとたん入手できました。読了。

 スペースデブリ、宇宙のごみ。それは、漂っているように見えて、実はとてつもない速度で流れている。よってそれらは、小さくても大きな被害を出しうるものである。 そして、人類が宇宙に出て行く限り発生するものでもある。それらを回収してするのが、デブリ回収業者の仕事だ。
 デブリ回収業者の、星野八郎太は、回収船トイボックスに乗船し、仲間とともに回収を進めていく。 そんなある日、同じ船の同僚である、ユーリの様子がおかしいことに気付く。そして、迫り来る小デブリ郡――

 人類が宇宙に新たなる資源を求めて進出した時代、デブリが問題になり、宇宙でごみ拾いを行う人々の物語。

 宇宙なんだけど、やっぱりそこはひとつのチームと言う感じで、宇宙ならではの要素と、やっぱり宇宙に行っても人類は人類だろうな、っていうのがふたつ混在している、なんかすごく濃いです。


 また、自分はアニメから入ったのですが、結構違いがあるようで。たとえば、一巻の時点ではタナベが出てきませんし、また、ちょっとキャラクターの味付けが違います。
 基本的な素材やストーリーを原作にして、全く新しいプラネテスを作り上げたのがアニメ、と言う感じで、こちらとはけっこう違うんだな〜と。たとえば、デブリ回収船、トイボックスが基本的な舞台で、ステーションや、会社なども出てきませんし、デブリ課というものも、もちろんその面々も出てきません。それらはアニメオリジナル設定だったんだな〜と。


 以下ネタバレ含む。

 そして、読んで思ったのは……ロックスミスと、フィー、この二人のエピソードが、アニメでは結構削られているんだな、というところ……いや、違うか、アニメが開始された後に書かれた作品で、そのあたりが書かれていますが……ロックスミスとフィーが。なんか、ロックスミスは、結構孤独な転載なのではないかと思えてきました。

 評価は10中9。
 4巻で一応の決着が付いていますが、……続きますよね?まっていることにします。

 また、ストーリーの順番も違うと。