高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

楽園の魔女たち 〜 ハッピーアイランド

 楽園の魔女たち 〜 ハッピーアイランド
 著/樹革さとみ イラスト/むっちりむうにい
 発行/集英社 コバルト文庫
 (ISBN:408614753X)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに。)

 前、とびとびに買ってしまったものですが、そこまでの本を読了したので、やっと読めました。 というわけで、読了。

 ある日、海辺に打ち上げられたガラス瓶に入った手紙……それは、楽園をさしていると思われる記述があって、組合からしごとが回ってくる。 楽園の魔女たちは、「ドクター・カプラー」と呼ばれる人物の元にもぐりこみ、調査を開始する……。 そして、そこには、奇妙な人々と、同じく、不幸を絵に書いたような、少年、ルーファスも潜入してくるのだが……


 なんか表紙があやし〜(笑) 楽園の魔女たち、12冊目です。

 今回は、スパイアクション? なのかなぁ。ですけど、やっぱり楽園の魔女たち楽園の魔女たちなわけでして。そして、なんかさらに、彼女たちの役割がはっきりとしてきました。なんとなく手際が良い……のは、ダナティアちゃんだけですけど、だけど、ど〜にでもなっちゃんですよね(笑)

 また、今回出てきたゲストキャラクター「探偵」のルーファスと、そのおばあちゃん。というかこの二人もなんとも大変でして。たぶん、今回の登場人物の中で一番な常識人なルーファスなんだけれど、そのおばあちゃんが、い〜キャラしてる。そして……ゲストの彼は、今回の最大の被害者ではないかと……

呼んでいくとだんだん明かされていく事実は、涙なくしては読めませんよ。ほんと(笑)

 以下、ネタバレ含む

 そして……最後に。なんか、楽園の魔女たちは、確実に成長しているだな、と実感できます。そして、話が大きく動こうとしていることも……。

 評価は10中7.5。