TO THE CASTLE(1)
TO THE CASTLE(トゥー・ザ・キャッスル)(1)
著/桑島由一 イラスト/スドウヒロシ
発行/集英社 集英社スーパーダッシュ文庫
(ISBN:4086301520)(高森太郎書店では『最近読んだ本。』のコーナーに。)
著/桑島由一 イラスト/スドウヒロシ
発行/集英社 集英社スーパーダッシュ文庫
(ISBN:4086301520)(高森太郎書店では『最近読んだ本。』のコーナーに。)
二アック王国の城がドラゴンによって襲われ――そして、見かけは絵に書いたようなお姫様……しかし中身はワガママなお姫様なマユリは、なぜか一緒についてきた……変わった……というか具体的に言うと変態な執事、セバスチャン(ニックネーム)と共にドラゴンの巣に幽閉されてしまう。そして、そこに現れた青年アレックスの助けにより脱出するが……そこにドラゴンが現れる。 変態だけど、執事であるセバスチャンがそれに踏み潰されたとき、マユリはキレて、ドラゴンに怒鳴り、そしてぶん殴る!? そしてドラゴンが小さくなって現れたそれは……全裸の少女?!(しっぽつき)
ぶっこわれ、暴走系なんでもありファンタジー。というか、表紙裏のあらすじにも「こりゃ本当にファンタジー好きな人間が見たら怒ります的な展開に!
」などとかかれてます(笑)
ブルマはでてくるはスクール水着はでてくるは、反則的な展開満載。というか暴走。暴走ですよ。また、気の強いというかおてんばというか、突っ込みが誰もいませんよ!?(笑)
そして、桑島由一氏の小説(といっても、神様家族、グリーングリーン、あと昔のちょっとしか拝読させていただいていないのですが)です。最後はそう、すーっと、今回の事件についての真相が明らかになっていきます
以下ネタバレ含む
これは、はっきりって、好みは分かれるだろうな〜と思います。合わない人、とくに「これは違うだろう」とか冷静に突っ込んでしまう人とか、こういうノリがだめな人はだめだと思いますが、そうじゃなければ結構笑えていいかも。
イラストはスドウヒロシ氏。ほんのり元気風味。イラストと同時企画な感じです。 だから合っているというか完全に同化してますね。キャラクターの記述ももうイラストに基づいている感じ。 それがその……かぁーいんですよ。ええ。ほんのりピンクと言うか。確かに姫様だわ。というかですね、ドラゴン少女萌え〜。爬虫類尻尾つきに萌えるとは思わなかったけど萌え〜。無垢なところが萌え〜。
評価は10中7。 ……しかし、桑島由一氏は、もうすでに作家買いなのに、見逃していたとはなんとなく不覚。そして、続編が4月発売予定だそうです!