レディ・ガンナーの冒険
なんか最近、あちこちで見る「レディ・ガンナー」シリーズ、本日発見したので購入。 即。読了。
冒険小説。……ただし、主人公は「レディ・ガンナー」なお嬢様で、そして、お供は腕が立つけど少々風変わりな四人です。
なんというか、こう、ちょっとおてんばと言うか、正義感が強いというか、無鉄砲なところがあるお嬢様と、彼女をずっと見守ってきた侍女、そして、ちょっと(かなり?)変わった四人の用心棒が、目的地に進む。
なんとなく、昔読んだ「八十日世界一周」という古典小説(なんとなく、芯が強くて、まっすぐな感じで、少々無鉄砲な主人と、おろおろとしているお付の人、という)を思い浮かべるオープニングから、なんかだんだん変わっていく。「わくわくしちゃう」っていうようなキャサリンの、そして、まっすぐ正しいことをやり、ぐいぐいと引っ張っていく感じがすごく……。
なんか、すかっと進んでいく、こう、痛快ですよ、テンポがいいですよ。そして、完全に固定している視点からものを見ていくんですが……次第に出てくる矛盾と、最後にでてくる……。
そして、キャラクター。おてんば、というのとはちょっと違うな……ないかすると動かずにはいられない、そして、一度進んだら止まらないキャラクター。そして、その自分の性格が分かっている上で、それを認めている自分に自身があるお嬢さんが主人公。読んでいてす〜っとします。 いろいろなことに出会いながらも、それを受け入れていけるというか。
以下ネタバレ含む
すっと楽しめる、ちょっと古典的な香りがしますが、それは間違いない。そして、それは面白いのです!
評価は10中8.5。現在五巻まで刊行中……良く見れば、今月最新刊が出ているんだ。 あぁ、またそろえたいシリーズができましたよ。 しかしお金が……。
……しかし、良く考えてみるとここで日記を始めてから角川スニーカー文庫を扱うのはじめてかも(汗 最近離れていたからなぁ……。