封仙娘娘追宝録(2) 嵐を招く道士たち
封仙娘娘追宝録(2) 嵐を招く道士たち
著/ろくごまるに イラスト/ひさいちよしき
発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
(ISBN:4829126701)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに。)
著/ろくごまるに イラスト/ひさいちよしき
発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
(ISBN:4829126701)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに。)
封仙娘娘追宝録の第二巻。読了。
地上に散った宝貝を集めるたびの途中、元仙人だが、いまだ15歳の和穂と、宝貝であり、和穂を守りである殷雷の二人は、とある街に立ち寄る。そこでは、二人の「道士」が、いる町であった。こういうのはどこにでもいるのだが、どうやら様子がおかしいという。二人は、その、様子がおかしいという道士が、宝貝を持っていると予想して、その道士の下を訪れるが……。 そこには、その道士父を心配する少女、玲夢と出会い、ついに二人は道士と対面する……
情にもろい武器の宝貝、「殷雷」、と、素直で、芯が強く、知恵を武器にする少女「和穂」の、長い宝貝を集める物語。
読めば読むほど、やっぱり独特な文法だなぁ、と実感するこの本、このシリーズ。二巻読了。
二巻にして、二人だけではなく、新たに二人が出会う少年、少女と出会い、その場を収める、という、なんか時代劇のような感じのスタイルになっています。
そして、ある街を訪れた二人が、街の人々と、というようなこういう、なんともいえないスタイルが、すーっとなじめるこのよさ。素直に楽しめます。
評価は10中7。 すーっと読めるので、すぐ読んじゃうぞ、こりゃあ、ってことで……買ってきましたよ。続き。それは、今日の下のセクションで。