高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

空想科学大戦3

 科学的に世界征服しようとする敵と戦う、空想科学シリーズ、空想科学研究所の本の漫画第3巻。

 今まで、数々の科学の壁と、地球征服をもくろむモドキングを科学的に打ち破ってきた猫柳田博士は、この平和な日々に、旧友であるネッケツ博士をたずねて、万能科学研究所を訪れるが……そのとき、今度は巨大キャタピラロボットで地球侵略をたくらむモドキングが活動を開始した! どうして防ぐかと考えるそのとき、旧友、ネッケツ博士が残した巨大ロボットが……って中身空!? しかも二足歩行は科学的には無理!? げ〜げ〜?? そして、ロボットは立ち上がる……。

 つーかですな、今までのやつで一番笑った、空想科学大戦、巨大ロボット編の第三巻間。富士の袂にあるXX科学研究所で、新しい合金をつかった、頭にコックピットのあるロボットが、今回のヒーローですが、始まった時点じゃなぁ〜んにもできやしないので、動くまでのドキュメンタリー。お嬢様、けっこういいかんじじゃ、とか、今までの中でも一番ストーリーがいい感じですし、おもしろい!

 以下ネタバレ含む。

 というかですね、「いきなり空っぽ」とか、「盆踊り」とか「ジェンカ」、そして「轢いちゃえ」には爆笑。しばらくは思い出し笑いに悩まされそうです(笑)
 そして、科学的にロボットを!ってやればやるほど、どんどんシンプルな仕掛けになっていくのがなんともおかしくって。やっぱり単純なものが一番丈夫で確実なんだなぁ、となんとなく考えたり。

 今回も、科学的にあろうとするばかりに舞台装置が超非科学的で、つっこみどころも多いでしょうけど、ジョークです。んなことは気にせず、大笑いしながら読むのがこの本、というか空想科学シリーズ。

 評価は10中8。自分なんか無条件に笑えて楽しい。ちょっと気が沈むと読みたくなったりします。