神様家族(4) 〜 シャボン玉ホリデー
神様家族(4) 〜 シャボン玉ホリデー
著/桑島由一 イラスト/ヤスダスズヒト
発行/メディアファクトリー MF文庫J
(ISBN:4840110344)(高森太郎書店では『注目の新刊』のコーナーに。)
自分シリーズ買いの神様家族、2月、今月発売の最新刊。読了。
世田谷にある神山家は、実は神様一家。現在は単身赴任中の神様の父と、女神の母と、女神候補の姉、神様候補の兄、そして、自分も女神候補だけれど、どっちかっていうとどこにでもいるふつーな小学生、神山メメ。 ある日、彼女は、みちばたでちょっと大きな黒い塊を拾う。 それは、種だ、と、姉、久美子に教えられて、庭に穴を掘って、まいにち、水をあげると、それは芽を出して……(間引け!メメ)他、短編収録。
神様の家族の物語。神様だけど、ちょっとアレだけど、神様の物語。
今回は、短編連作形式です。いままでの佐間太郎とテンコを中心、ではなくて、神様家族のまわりの少女たちに焦点をあてた短編です。第一章はママさん、第二章は久美子、第三章は美佐と愛、第五章はメメです。第四章は……あれは読む人が判断することかも。 すべて通しては、……メメがクローズアップされている感じ。
あ、あと、パパさんの名前がはじめて出たかな?
全編的にはじめはギャグで、最後はじ〜ん。わたしゃ、さいごなんか、じーんときてしまった。あぁ、そうなんだって。
以下ネタバレ含む
明るく平和に家族と暮らせること、人として暮らせること、勇気を持つこと、っていうのは大切なんだなぁ、って思います。
イラストは、ヤスダスズヒト氏。と、メメちゃん(笑)。ヤスダスズヒトは、デザイナーでもあり、イラストレーターでもある方。なんかこの、神様家族のすーっとまっすぐによいセンスっていうのは、ここからきているのかも、とか思います。表紙側カバー折り返しにイラストがあったりとかね。イラストが、小説を本をひとつの形の完成度を上げている、っていう感じです。
評価は10中7.5 これからの展開がぼんやりとさらに期待するかんじです。
それから、現在神様家族フェアが開かれているそうです。帯にある応募券で抽選で当たる!っていうタイプ。これ、アンケートはがきでも応募できるといいんだけどなぁ。