高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

楽園の魔女たち 〜 この夜が明けるまで

 楽園の魔女たち、6巻目、先日到着した分の一冊目読了。

 税務官。ぴしり、と背広を着こなし、一分の狂いも無くわん、つう、わん、つう、と一定のリズムで、常人の二倍の速度で歩く男。ヴェラトラム氏。顔が怖く堅物、現実主義者の彼が、呪いにかかった。 だけれど、超現実主義者の彼はまったく動じず。そして、彼の周りがどんどん不幸になっていく。 そして、ある日、楽園に、彼の呪いをといてほしい、と「女文字の」依頼書が届く。そして、例のごとく、実働するのは弟子である四人の楽園の少女。そして、サラは、ある意味最終兵器のマリアに嘘八百を吹き込んで、ヴェラトラムの家に家政婦として送り込むのだが……。

 素直にたのしめる小説ですよ、やっぱりいつも。

 今回は、久々の、娘四人、全員による作戦です。で、それぞれがそれぞれの特徴を生かしつつ、ですね、進んでいくわけですが、なんかこう……やっぱり今回も、ファリスは目立たず活躍して、サラはなんかいまいちつかみ所は無いけど、何気に全員をコントロール、そして、マリアは最終兵器で、ダナティアちゃん*1は、交渉役、ってところでしょうか。

 ――以下戯言。


 ……
 …………。

 今ちょっとだけ思いましたが、ダナティアちゃんの役どころの交渉役、って、よくある、「二人組みで、ベテランと若手。ベテランのほうが始めに話しかけて、相手が拒否するとキレてみせる若手」的な役割じゃ……
 あぁっ、ごめんなさい!、石投げないで〜。でも、ちょっとそうおもっちゃったんですよぉ。深い意味は無いですってば。

 評価は10中7.5。さ〜次。

*1:……どーしても「ちゃん」って敬称をつけてしまう……マリア恐るべし