高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

Dr.猫柳田の科学的青春一集&二集

 Dr.猫柳田の科学的青春 第1集&第2集
 著・原作/柳田理科雄 漫画/筆吉純一郎 監修/空想科学研究所
 発行/幻冬舎 幻冬舎コミックス
(第1集 ISBN:4344801423 |第2集 ISBN:4344801814)

 先日本屋でひょ、っと見つけて買った空想科学大戦!だったけど、今回も本屋でみかけてひょ、っと買ってしまいました。やっぱり見かけるとなぜか買ってしまう空想科学研究所の本。


 Dr猫柳田……後に非科学的な宇宙人と科学的に戦う運命にあるちょっと変わった男である。が、昭和30年の時点では、彼は、ネッケツ家東京科学大学大学院に通う一学生でしかなかった…が、やっぱりおとなしくしているわけもなく、科学的に日々の物事を解決しようと大暴れ。
 しかし、やっぱりいつものように空回りしてしまうのだった。

 科学的な、科学馬鹿ギャグ漫画。大爆笑というわけじゃないけど、おもわずにやにやしながら、科学的に笑える本です。

 たとえば……。
 第1集では、科学的に当時まだ建設中だった、東京タワーを利用してしょーもないことをしてみたり、科学的に勘違い外人を撃退してみたり、はてまた、科学的にお化けを撃退してみたり……。
 第2集では、科学的にサンタを飛ばしてみたり、科学的に駅前の街頭テレビを家で見たり、科学的に高性能紙芝居を作ってみたり……。

 つーか、科学的にこだわるばっかりに、非科学的な舞台装置が必要になっているのはアレですが(笑)、まぁそんなことはキニシナイ! それから、最後は科学的に居候先のお嬢さん、ミチルが裸をさらして終わるのは、キニシナイ!ですよ。
 こころの中でいろいろツッコミつつ、笑いましょう。

 それから、巻末に柳田理科雄氏のあとがきが乗っています。それも、なかなかいい話だったり。

 評価は10中7.5。科学的に大笑いできました。

 つーか、現在第3集まで出ているようですが、なんで書店に二巻までしかなかったんでしょうか。なんかすげー読みたい。