ふたつのスピカ
ふたつのスピカ(1)〜(5)
著/柳沼行
発行/メディアファクトリー MFコミックス フラッパーシリーズ
(一巻ISBN:484010428X | 二巻ISBN:4840104409 | 三巻ISBN:4840104689 | 四巻ISBN:4840104905 | 五巻ISBN:4840109060)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに(一巻のみ紹介))
BSで放映中のアニメをみて、原作を読みたくなり購入。
いつも空をみている少女、アスミ。彼女は、小さいころに事故で母を亡くし、事故で落ちたロケットのパイロットの幽霊“ライオンさん”に出会い、そして、「ロケットの運転手さん」になることを夢見る。 その夢をかなえるために、親の元を離れ、東京宇宙学校に進む。そこでは友人たちと出会い、そして前へと進んでいく。
「SFファンタジー」だそうです。なるほどなぁ……。
紛れも無い夢の話。夢のために進んでいく少女の物語。いろいろあっても、それでもまっすぐに前へ前へ……。
仲間と一緒に前へ。
なんかすごくまぶしいです。仲間と一緒にひとつの夢に向かって進むけれど、その先には狭い門しかない。だけど、進んでいく……。だんだんだつらくして、つらくても……。まぶしいなぁ。
絵はうまい、というものでは無いけれど、それは今のぱきぱきとした絵を基準にしたら、の話で、このゆったりとした物語には、すごくあっています。
宇宙が好きな人、そうじゃない人にもおすすめです。アニメがオンエアーされている今なら、地方でも手に入りやすいですし、オンライン書店はほぼ確実に手に入れることができますので、ちょっとでも気になったら、ぜひ読んでみてほしい、と思います。
評価は10中8。出たら読み続けます。とりあえず文庫のサイズに合わせてある本棚の棚の高さを調節して、手に取りやすい場所におこうと思います。