高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

デ・ジ・キャラットファンタジー(上)(下)

 デ・ジ・キャラット ファンタジー (上)(下)
 著/菜の花こねこ イラスト/こげとんぼ(表紙) イラスト/悠☆一樹(口絵・本文)
 発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
 (上ISBN:4829113847 | 下ISBN:4829114029)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに)

 いつものようにうさだでじこは、ゲーマーズで店番をして、そしていつものようにけんか、そしていつものようにめからビ〜ム。そのとき、空間がゆがんだ―――。
 うさだが気がついてみると、そこは森の中の草原。そして、隣には、ねこグッズがはずれたでじこ。そして、うさだが起こすと「ここは……ど、どこですか?」……でじこは記憶喪失に陥っていた。その証拠にでじこのくちぐせである「にょ」の語尾がない。 すっかり素直な、ふだんのでじこからまったく正確が変わってしまったでじこと、とりあえず森を抜けることにするが……

 あの「これから私……どうすれば」っていうあの反則のCMのゲームの小説版。

 あの毒舌、小(?)悪魔のでじこが、すなおな、ちょっと気弱な少女になってしまって、うさだのことも「ラ・ビ・アンローズさん」などと呼ぶ。もうそう呼ばれるたびにもだえるうさだ

 萌え〜。

 正直、ファン以外は読む必要は無いです。だって、これは普段のでじこと、このでじことの差で悶えるためにあるのです。なので、デ・ジ・キャラットのファン以外はあんまり楽しめないとおもいます。が、そうじゃなくって、デ・ジ・キャラットの萌えについてこれる人なら、読む価値はありますな。
 以下、ネタバレ含む。


 素直な、普通の10歳の少女になってしまったでじこを、うさだが「お姉さん」として不器用ながらまもっていこう、とする姿に萌え〜。もう。「しょうがないわね、この子は……」って、もう、うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。萌え〜〜〜〜〜〜〜〜。

 評価は10中6。デ・ジ・キャラットの小説にも手を出してみようかな、とか思ったり。