葉緑宇宙艦テラリウム 〜 瑠璃色の水妖姫
葉緑宇宙艦テラリウム(3) 〜 瑠璃色の水妖姫
著/夏緑 イラスト/OKAMA
発行メディアファクトリー MF文庫J
(ISBN:4-8401-0672-X)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに)
2巻に続き、3巻も読了。
テラリウムのクルーたち三人は、新しい仕事の依頼で、太陽系の外惑星、海王星の衛星、トリトンへ向かう。一ヶ月近くかかって到着してみれば、そこでは異種サイボーグ規制の条例が施行されていた!。問答無用に逮捕され、世界最悪の監獄に投獄されてしまう。 離れ離れになんとなくルームメイト(?)にも恵まれ、刑務所ライフを楽しんでもいたハイラインは、懲罰坊に入れられた時に、退屈だからと脱獄を試みるが……。そこには美形のイルカを基にした、異種サイボーグに出会い、そして……。
やっぱりハインラインと書いちゃうんだよな……
なんとなく、スペースオペラと言うより、スペースファンタジー、一つ一つで環境が違うあちこちの惑星を渡り歩いている、っていう感じのするテラリウム、3巻です。
なんか前、一巻の時に「男くささとだる〜い感じを抜いたカウボーイビバップ」とか書きましたが、今回は、「カウボーイビバップ+三匹が切る(初代)」っていう感じかな。いや、あのなんともいえない、中がいいんだか悪いんだか、よく分からないのに行く先々でトラブルに巻き込まれる感じがなんとなくよみがえってきまして(汗
以下ネタバレ含む。
イラストはOKAMA氏。というか腕まくりしているハイライン萌え〜。最後の挿絵のドラセナ萌え〜。
評価は10中7。これだけ大きく引きを作ってあるので、絶対続編を出してくれると信じています。夏緑さま。お願いします(懇願)