高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

自分のコンピュータ遍歴

ぶっちゃけ暇ネタ

 自分は、たぶん分類するとコンピュータナードであると思う。パソコンが欲しくて、小学6年の頃とかに、親に散々ねだって困らせたような覚えがあるし、コンピュータ本体を手に入れる前から、パソコンの初心者向けのハウツー本を買いあさったり、毎月パソコン雑誌、月刊ASCIIを購読していたりしていた。月刊ASCIIは、たしか一番最初に買った号は、Windows2000RC2が収録された号だったような気がする。もちろん、内容は良くわかっていなかったが。
 この頃「パソコンと言うものはトラブルが起こるものだ」とか「相性問題は怖いぞ〜」と言うのばかり読んでいて、これが自分のパソコンの原体験で、これのおかげでけっこうパソコンがとらぶると胃が痛くなる、というふうになったのでは、とか思ったり。
 そのあと、今までに、お年玉とかをためた貯金と、親を口説き落として、コンピュータを購入する計画を立てる。月刊ASCIIに乗っていた広告から資料請求し、無謀にもBTOの、日本Gateway製のパソコンにしようとする。で、始めて買ったコンピュータはGateway製の、SELECT700という、アスロン700Mhz機であった。
 今思うとかなり無茶であったと思う。
 自分的にはある程度知識があるつもりで、スペック表なども読めてはいたが、なんしろ実際にパソコンに触ったのが、ほとんど無いのである。そこで、BTOで、自分である程度パーツを選んで注文する方式を選んだのだから。
 それで「たぶんいるんだろうなぁ〜」などというノリだけで、CD-R/RWドライブと、DVD-ROMドライブをつけたのは上出来だったと思う。事実、CD-R/RWドライブは購入から半年ぐらいは使われることが無かったのだから。
 そして、地元の銀行に行って、震え振るえ、自分にとってはとんでもない大金である、もう清水の舞台から飛び降りるような勢いで、十八万というお金を振り込む。そのときの銀行のおねいさんが優しく対応してくれたおかげで、何とかなったり。(申し込み文が二つになってしまったので、Gatewayに連絡する必要があったのだが、代わりにかけてくれた)
 そして、宅急便やさんが、牛柄、カウスポットの白と黒の模様の入った巨大な箱二つを持ってきてくれたとき、そしてそれを開封したときのあの新品のパソコンのにおいと、指差し確認してコードをつないで、かちん、とスイッチを入れ、緑色のGatewayロゴが表示されたときの感動は今でも覚えている。
 その後、アカデミックパック版のWindows2000を購入し、インストールを試みた。が、結果失敗。(失敗の理由はわかっている。ATA100のカードのドライバをインストールし損ねたから。ドライバ自体は本体にフロッピーディスクで付属していた)、青画面でとまったセットアップを前に、呆然とし、その後、Windowsの再インストールを行ったりした。
 このとき、自分は大きな失敗をする。
 インストールのとき、自動セットアップCD-ROMがあり、Windows98のセットアップの後、それを入れて、一回クリックするだけで自動的にドライバのセットアップが行われるものなのだが、これではインストールされないもの、つまり、ディスプレイの設定ファイルをインストールし忘れた。
 これが原因で、GDI.EXEがエラーをはき、描画がうまくいかないという事態になる。インストールした直後はいいのだが、長時間使っていると、例外OEで強制終了されるエラー。これが、どうやっても直らずに(当たり前だ、ドライバのインストールミスなんだから)何度も何度も再インストールを繰り返すなんていうことをする。このとき、さんざんGatewayのサポートセンターに電話をかけ、かなりご迷惑をかけた気がする。下手すれば要注意リストに乗るくらい。それでも対応してくださったサポセンの型に感謝。
 で、ある日このファイルの存在を発見し、インストールしたところ、あっさりとその事象はおさまってしまう。その後、このコンピュータは再インストールをしなくて住んだことから、けっこうWindows98SEはけっこう安定してそこそこ使えて、良いOSだったんだなぁ、としみじみ、思う。まぁ、しょっちゅう再起動がひつ異様なわけだけれど、これも普通に使っている分にはそれほど不便に感じるわけでなし。

 その後、けっこう長くこの一代目には働いてもらう。
 一番最初にインターネットにつないだのは、インターQの、ダイアルQ2を利用したやつだった。その当時、地元にはNTT系のプロバイダだけしかアクセスポイントが無く、さらにクレジットカードが必要だったためであり、殆どオンラインサインアップだったため、できなくてそれをつかい、その後、Freecomという、フリーインターネットサービスプロバイダーを、飯田のとある自動車屋さんが始め、そこでしばらくつないでいた。
 そして、その後、フレッツADSLを導入するために、イーサネットカードを追加したりした。そして、このときに今の商用プロバイダーに加入。これで、「てれほーだい」ともおさらばできた。
 が、やっぱり2年目ぐらいに、HDDから異音がするようになる。駒のぶれる音のような、「ぶ〜〜〜〜〜〜〜ん」という音が断続的にするようになってしまった。耳を近づけてみると、明らかにHDDからする音で、どうやら寿命を自分に知らせているらしかった。
 とりあえずまずバックアップをし、メールをダウンロードしないようにして、地元の電気屋で買った、メルコのハードディスク120GB(中身はシーゲート製)に換装し、付いてきたユーティリティーでハードディスクの中身を丸ごと新しいハードディスクにコピーした。けっこうバリバリ自作とか拡張とかしている人にとっては、なんだそんなこと、と言う感じかも知れないが、ハードディスクを元に戻して、起動したら、Syitem Not Foundになったときはもう、死ぬかと思ったが、シャンパピンの設定を直すと、あっさり直り、いつもの見慣れた画面が表示されたときは、非常に嬉しかった。

 が、その後、Windows98SEのサポート終了予定の報が流れ、さらにCD-R/RWドライブが発熱して、使った直後に再起動するとパソコンに認識されなくなる(さめると元に戻る)、などの事象がおこり、日本Gatewayは営業を終了してしまっていて、サポートも満足に行かない可能性があることもあり、引退させ、二代目の導入を考えることに。と言うわけで、このHDDの換装したころから、さらに貯金を強化することにする。けど遅々として金はたまらず……。

 で、さらにその後、今の学校に入学し、学校のリースのhpEvoN1020vを使う。自由にいじれるWindowsXP機ということで、いろいろやると、さらに新しいパソコンが欲しくなり、結局貯金すべてはたき、無理をして買うことに。

 とりあえず金が無く、さらに自分のパソコンがいったいどういう部品からできているのかちゃんと知っておきたかったからで、その点で有利と思われる、BTOが可能なエプソンダイレクトを選び、購入した。そこで、自分は、何を思ったかメモリを1Gつむなど、秋あらかに普段の自分の用途からするととんでもなくオーバースペックな物を、金をつぎ込んで買ってしまう。で、見事に貯金残高が100円。この100円は、さすがに0はなぁ、と残したもので。実質0。

 それが、今使っているエプソンダイレクトエンデバーPro2500 (XP-Pro) である。
 来たときは感動した。前の一代目は、友人が「ハイドロリアクター」、要するに、水素核融合炉と名づけるほど音がでかく、ぶおおおおおおお、とちょっとちいさめな掃除機ぐらいの音がしたのだが、これは、起動時は音がでかいが、あとはファンの速度が調節されていて、かなり静かになっているのがおどろいた。
 あとは、たとえば、「タスクバーが固定できる〜」とか、「起動してもオーディオにノイズが乗らない」とかそういうレベルでも感動した。

 しかし、このコンピュータもトラブルが。というか、今までで最大のトラブルだった。
 パソコンを購入して、ドキドキしながら待って、その箱の巨大さに驚きつつも開墾。うわー、液晶きれー(というか3年物のCRTと比べるのだからあたりまえ)、起動はやっ、とかやっている間に、妙な所に気づく。
 ハードディスクのアクセスランプが付きっぱなし。

 自分は、ただ単に興味だけで、シリアルATAのハードディスクを選んだ。で、んなわきゃあ無いのに、シリアルATAだから、こういう仕様なのかな、とおもった。が、使っていくうちに、ハードディスクが「がんがんがん」という音を出すようになり、それでも通常に動いているので、なんとなく不安なので、質問します〜と言う感じで、当時始まったばかりのメールサポートに送る。
 すると、周辺機器をはずす、スタートアップのソフトの見直し、BIOSの初期化、システムの再インストール、という手順の後、
「以上のことを行って再現する場合、まことに申し訳ありませんがハードウエア的な故障の可能性がございます。当社で修理と言うことになります。つきましては、修理の前にお伝えしたいことがございますので、下記の番号までお電話をいただきますでしょうか」
 というような内容がとどく。え?メールで相談したら電話???これは要するに、非常にヤバイ?
 結局、周辺機器は、まだ買ったばっかりでなにもつけてなかったし、スタートアップはプリインストールのものだけ、無効化しても変わらず、BIOSの初期化しても変わらない。さらに、OSの再インストールして、なにもドライバを入れていないというのに再現。というか、電源入れてからずっとなのだからそうだろうよ、と言う感じだが。
 とどめに、NVIDIAのディスプレイアダプタのインストール中、画面がブラックアウトして、とまる。20分ほど待ったがそのまーんま、シャットダウンすると、
 Hal.dllが壊れているか存在しないため起動できません。
 と表示されて、とまる。という事態に。というわけで、電話でサポートセンターに連絡を取り、約束の期日に日通の方がピックアップに見え、入院。
 大体修理輸送する時間込みで1週間ぐらいで帰ってくる。なかなか良好な対応であったっけれど、やっぱり何も無いほうがいいなぁ、などと思う。
  修理内容は、DVDマルチドライブの交換と、念のためのHDDの交換だった。アクセスランプの常時点等の原因は、DVDマルチドライブにあったらしい。

 その後、ノートンインターネットセキュリティ2004を入れたり順調……のはずなのだが、ノートンインターネットセキュリティもいまいち不安定で、たまに起動するときに起動に失敗して、タスクトレイにいないばかりか、失敗した場合は、インターネットへの接続を阻害してくれると言うことをやらかすし、この間はディスプレイがまっくら事件である。なんともはや。どうしたものやら。