高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

●eS!Books(イーエスブックス)(http://www.esbooks.co.jp/)

 コンビニのセブンイレブンジャパン、出版卸売り大手のトーハン、総合ポータルサイトヤフージャパンの3社が作ったオンライン書店。三社の強み、特徴を生かした展開をしている、総合専門書店。
 自分が一番使っているのもここ。

○自分的に良いところ
みんなの書店と、大量のコメント
 みんなの書店システムは、自分も利用しているのだが、そのシステムがヒット。さまざなま個性を持つ書店が生まれていて、専門の新刊情報ならここ、医療ならここ、という風に専門コーナー化しているの場合も。また、手軽に作れるので、その分質にはばらつきがあるが、かなりマイナーな本でもコメントがあったりと、最後の一押し、買うか買わないか迷っているときに最後の判断に良い。また、量があるので、さまざまな本に対する考え方とかが分かってブラウズしているだけでも面白い。
 感覚的には、アソシエイトでつながっているサイトが、すべて同時に検索、一覧表示できる感じ。
・高性能な検索機能とシンプルな画面
 まさかYahooのエンジンを使っているわけではあるまいが、検索が早い。また正確なソートと、表示件数を調節できるのが良い。自分は画像表示はいらないので、あるなしが選べるのが良い。
 また、みんなの書店の横断検索が可能で、変換ミスの作家名(織田兄を織田兄など)などを検索できたりするあたり、データベースとしてうまくみんなの書店を活用していると思う。また、かなり古い絶版になった本、ろくにデータベースに登録されない、エロマンガなどもちゃんとデータがあり、出版社の公開データベースから消えたものでさえ、ここで発見できたりする。
セブンイレブン扱いで送料・手数料無料
 自分みたいな人間にはうれしいのが送料、手数料が無料なこと。1500円以上は、コンビニで支払って、宅配で送ってもらう、というのも無料になる。一冊からほしい本を結構手軽に帰る。

○自分的に悪いところ
・取り寄せの本と在庫の本を分ける必要がある
 これは場合によっては結構致命的。非常に面倒くさい。発送の関係でこうなっているのだろうが、せめてかごをふたつ使えるようにしてほしい。
・一度に同時購入できる冊数に制限がある。
 コンビニで扱うための制限であろうと思われる。最近通常に使う分には大丈夫な量まで拡張されたが、まだ足りない。というか同じコンビニに、2枚も3枚も振り込み依頼書を持っていき、受領証が別になるのはあまり愉快なことではない。
・買い物かごの商品維持ができる時間が短い
 他のところに比べて、明らかに短い。もちろん、eS!booksの中で見ているうちは良いのだが、他のサイトで見ていて、戻ってくると、既に買い物かごの中の商品がなくなっていたりする。すべての客に平等に、というのはわからなくは無いが、買い物かごの中のものが消えていると、「今日はもう言いや、」と言う気になったり。これはシステム上別に難しい問題ではないと思うので、さっさと改善して欲しい。

<2004年04月04日追記>

 これについて、改善が図られて、今では二時間ほど確保できるようになったようだ。ありがたい。なので、すでにウィークポイントではない。むしろ、ちゃんと保持時間を明記しているのに好感がもてる。

・コンビニ・店員によって習熟度に開きが
 普通に、振込み依頼表というものを印刷して持って行く分にはある程度だれでもできるけれど、プリントアウトできない環境でやる場合に番号を控えていくと、たまにつっかえるひとが。さらに少ないのか、平日昼間の店員さんでは、つっかえるひとが。一度学校近くのセブンイレブンで、20分ほどかかったことがあった。(これは直接的にeS!booksの問題ではないが、コンビニでのあ使いを大きな売りにしているので書いておく)

○比較項目
・納期
 場合による。宅配便利用の場合は普通。だが、コンビニ受け取りを選ぶ場合、注意が必要。
 コンビニの配送網により、大きく遅延が発生することがある。とりあえずうちの地方では、土日をはさむ場合は配送網が止まるため、店舗到着が遅れる。また、年末年始等は要注意。意外と配送網が動き出す時期が遅いので、前、12月29日に注文、翌年1月6日に店舗到着のメールが30日に来た、という苦笑するしかないこともあった。取り寄せは普通。
・梱包
 ぷちぷち(エアキャップ)が内側に貼ってある封筒か、ダンボールでつつみ、平たい樹脂テープで梱包したもの。意外と心配する人がいるようなので書いておくが、無論、コンビニ店員にはどんな本を買ったか分からないようになっている。どちらにもでかでかと「お客様以外開封厳禁」と朱書きされている。
 ダンボールでの梱包だが、一度だけ雑だったことがある。これは一番利用しているからであろうが、そのときはダンボールで包んで梱包している平たい樹脂テープがきつく縛られすぎていて、中の本(B5のマンガであった)がゆがんでいたこと。読むのに支障があるほど背表紙がおかしくなっていたので、メールフォームからクレームをつけると、数分で返事が。送り返し、すぐに代替の本を入手した。対応は良好といえるが、どうやったらあんなになるまで閉められるんだろう(--;)
・在庫状況
 ライトノベルに関しては、かなり良い。メジャーどころか、古めの定番でもかなり抑えられていて、「在庫のこりわずか」という状態ながら、かなり在庫がある。大丈夫なのかこれ、と思うほど在庫ありになっている。どれほどかというと、この、「沢田ユキオ」「スーパーマリオくん」で検索した結果を見てほしい。限定・未発売以外の本がすべてかえるという異常な状況である。さらに、「エリアル」もすべてそろっている