高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

メールの偽造。

 某Livedoorの関係で国会で狸顔のBSEの時に酪農農家を散々苦しめた元農水大臣で現幹事長のおっさんの息子が、某元社長から金を受け取っていた件について。妙に背が高く、あんまり余裕のなさそうに見える若い(?)議員が追求しているが……。

 とりあえず一つ。個人的には、あの若い議員がメールの仕組みをちゃんと理解していたかどうか、インターネットというかコンピュータ同士の通信と言うものについてちゃんと理解したうえで、どれだけの根拠をもってあのメールを出したかと言うことがちょっと疑問だったりとかいろいろ。

 基本的にメールなんてものは署名だ何だとわかっている人がちゃんとやれば改ざん防止、発行者の保障などが可能だが、そうじゃなければ、実はコマンドプロンプトを開いて、手で打ち込めば人間でもやりとりができるくらい非常にわかりやすい、初めからメンテナンス性を重視視したプロトコルが使われているほか、メール自体も基本的にはテキストファイルの塊である。
 ためしに、普段使っているメーラーから、デスクトップ上にメールをドラッグしてみてほしい。それをメモ帳なんかで開けば、ごく普通のテキストとして読めたりする。
 じゃあ、どういうことかというと、それを適当に改ざんし保存、それをメーラーに再びドラッグすると、そのまんまメールとして読めちゃったりする。
 これは基本的にサーバなんかでもいっしょ。ってことはどういうことかというと……「これはいいネタですよ。メールだから証拠が残ってます。ほら時刻だってこの通り」とか言われれば、簡単に信じちゃったんじゃないだろか……と、思ったり。

 などと素人がぐだぐだ思う次第。というかここまでクリティカルな状態になったのならば、すでにメールだけで根拠とするのは無理があるので、さすがにまだ何かあるとは思うけど。とか。