高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

選挙についての雑感あれこれ。

 総選挙から一夜明け…。しかしだ。選挙特番ってさ、どうせ今日コンビニ売りの新聞をごっそり買ってくるんだから別に見なくてもよかろうという話なのに、なんでああやってずるずると見てしまうんでしょうか。おかげで朝眠くてしょうがないという……。
 しょうがないので途中で缶コーヒーを買おうかなどと考えて運転していると、昨日落選した候補の選挙事務所があり、なんかあんなにでっかく掲げていた看板があっという間になくなっていて、なんというか祭りの後か、という感じでありました。同じビルの一回に入っている店屋のおばちゃんが、なんかしらんが駐車場に水をまいてた。


 というわけで(?)選挙によっておきた具体的被害(ぉ

  • 実は国政選挙初体験だったりする自分。前自分の住んでいる自治体の議員を選ぶ選挙があっただけだ。というわけでスーッと入って、投票用紙を受け取り、さくっと書いて投票箱にいれ、さ、終わった終わった、と出ようとしたら大声で「おにいさんっ 比例と審査もありますよッ!」と大声で呼ばれ、一同の注目を集める。……いやだってさ……(ごにょごにょ
  • 選挙に行ったとき、知り合いのおばちゃんに捕まった。っていうか寝坊して家族といかなかった自分が悪いのだが……。あれお仕事どこにいってるんでしたっけ? っておばちゃん、会うたびに言ってるよボク……。
  • 某アイドルの曲ではないが、選挙に行った後はなんとなく食事に行く我が家。が、なんか知らんが自分が金を出すことになったわけで……orz。
  • 選挙特番見てたら寝坊した。
  • 昼休み。食事しながら携帯電話ではてなアンテナを通してブラウズをしていたらAngel Heart Clubさまの本日のタイトル(一番最初)を拝読し噴出ス。バイオハザード。(ぉ ってか小泉首相=ギレン・ザビかよっ と突っ込むのが正解でしょうか?(ぉぃ

 ふぅ。選挙ってば大変です。

 は? どいつもこいつも貴様が原因だろうと? あっはっは。そういう意見もあります(ぉ



 ……といいつつ、さてここからはいろいろと考えてみる。

 さて、選挙だが、この選挙っていろいろと考えてみると、おそらくこのところの数十回の選挙の中でも非常に重要なものではないかというのは当たり前だったともう。そして選挙が始まるとき、改革改革と叫んで広く「改革をする首相」としてイメージがあり、強力な注目という光を浴びていた小泉自民党総裁のつくりだす影に覆われる形で目立たなくなっていた民主党ってのは、すでに小泉総裁の眼中にはなかったのかもと思う。
 今回って「与党対野党」ではなく「与党対反対勢力」であったのは間違いなくって……なんというかなぁ……。

 自分の予想だと、自民党単独過半数をとり、公明と合わせて安定数を超える、というぐらいじゃないかと思っていた。つまり、今と大して変わらないだろうと。そして反対派は結構落選すると踏んでいた。が、ここまで大勝するとはなぁ……。正直、自分としては残念だ。どこが勝とうといいが、各種報道もなにもかも、みんな郵政ばかり取り上げたが、それ以外がきちんと議論されたかといえばそうではない。これが郵政民営化法案が可決されるまでの期限付きとかだったらいいが、そういうわけじゃないんだぞ? と聞きたい。


 個人的に理想なのは、最大与党と最大野党がそれぞれ単独では政権を取れないぐらいで、その周りにいる中規模の政党二つぐらいとくっつくことで政権が取れる、見たいのなのだったりする。ある程度ちゃんとした野党がいないとだめなのだけれど……だけれど最近は良くも悪くも平均化されてきてしまっていて……これにはマスコミによる操作があると主張する人もいるが、なんと言うか少数派の意見がぜんぜん届かなくなってきてしまっているから、こういう風に少しでも支持を集めたい小さい党がいくつもあるほうが、健全なような気がするんだよなぁ……。
 もちろん少数派の意見ばかり聞いていてはだめで、またそうやっていると少ないのに声がでかいやつらばかりの声が拾われてしまうということになりかねないということもあるが、しかし、そういう状況が今ないか? ときかれると間違いなくあるよなぁ……。

 それから、日本だと二大政党は向かないと思う。なぜかというと日本の官僚は一部の大戯け者を除けば職人というかそれぞれ専門分野をもってきっちりやっている方が多く、だから持っている一面もあり、政権がかわったからといって、国の幹部ばかりかその下の官僚まで全部そう入れ替えなんてのは無理だともうからだ。そうなってくると、別にどこがなっても結局は変わらない。それこそだれかが改革をすれば変わるだろうが、しかしそれには数十年は待たなければならないのではないか。


 今回のことで一番心配しているのは「人当たりがいいが、よく考えてみると危ない法律」がどんどん通ってしまうんじゃないかということだ。たとえば例の「人権保護法案」とかああいうのである。こういうのを批判するにはそれなりのリスクが伴う。ちゃんと説明しないとどうしてこれがあぶないのか、気づかせにくいからだ。だから、これで野党がそういうリスクをとらずにやっちゃうんじゃないかと不安なのである。

 日本はなんというか……よく考えるとばかばかしい話ではあるが……与党の中に野党があって始めてうまく動いていたという感じがする。さて、ここで与党の中の野党はどうなるだろうか。ちょっと不安である。


 後は……今回、大量の新人議員が出た。80人以上とか。うーん……ぜんぜんYesYesばっかりであっさりすむか、もしくは荒れるかしか残ってないな。うーん……。