高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

「出版業界に対して読者は何ができるのか?」について

 モノグラフさまより、歯車党日記さま「出版業界に対して読者は何ができるのか?」と言う記事が。
 さて、読んだあとにはかなならずまいじゃー推進委員会さまの2004年10月01日も一緒に。

 まず、読者ができること。

 結論としては「とりあえずアンケート葉書が有効」ということだそうであります。が、正直アンケート葉書はきついものが……MF文庫Jなど、初版にしか付いていない代わりに、代金受取人払いで切手が不要なのはありがたいのですが、そほかだと、こうも大量に買っていると、月に20冊として一冊につき一枚で50円、だから、千円とかとんでもない価格になっちゃうんですよね、だから、全部出すのはちょっと不可能で……(好きな作品はバンバン出してますが)あと、読んでいるうちになくしてしまうというのも結構切実な問題で(汗

 というわけで……あのアンケート葉書って、まとめて封書でおくったらまずいのでしょうか。だいたいそれぐらいたまっているのですが。それだと、80円からですから、ありがたいんだけれど……。


 それから、さらに「買え」というのも。……というか金がないですが、これはたしかに必ず実行しているかも。さすがにグッズなどに手を出す余裕はないですが、本に関しては買っております。というか買わずに読めるのですか? と思って一つ、そうか、世のハイカラな街には立派な図書館があるのか、そうですか。また、本棚の前に居座って一冊読了、さらにカバーを織り込んでしおり代わりにして、さらに売れては困るのでおくに押し込むなどと言うマナーの悪いやつらもいるのであれか。

 それから、新古書店があるのだろう。新古書店と言うのはつまり、ブックオフとかあのへん。いまさら説明は要らないだろうが、従来の希少本を扱い希少度合いによて査定して売る古書店と違い、まだ新本書店(新古書店と対比して使う)で売っているような書籍を中心にクリーニングして、そして発行年数などの単純な方法で査定して売る書店である。古書店とは客層はあまりかぶらないが、新本書店とはおもいっきりかぶってしまい、新刊だけしか売れない、と言う状況はここからきているという主張もある。(もちろん逆で、新古書店がなければ本と出合えなかった人が多くて、売り上げには関係ないという主張もある……自分はまぁどちらもあるかなぁと思うが)



 しかし……ファン活動、つまり、インターネットで騒いでいることが、具体的には役に立たないので、というのはどううだろう。 つまり、その先で、ファン活動について苦言を述べている部分とつなげて読むと「ファンがなにかするなどムダだ」という風に読めてしまう、誤解を招きやすい書き方だなぁ……と。

 また、それに関連する話題。先にリンクしたのと同じですが、まいじゃー推進委員会の極楽トンボさまと、さまオタわむれの半々’sのお話も興味深いです。

 自分は、お二方の話にくわえて、情報交換という意味もあると思う。自分は、こうやって書いていることは、今の全文検索エンジンの片隅にでも引っかかって、なにか役に立つ人がいるならそれでいいやとか、そういうような方向で書いている部分も一部あります。


 それから、同時に挙げられている話。

 いろいろとたのしませていただいている自分としては、内容は、パロディと言うよりオマージュであると思いますが。パロディと言うのは、たとえば、極楽トンボさまの「ひどい」とかそういうものをいうのでは。

 自分はどっちかっていうと……本当の本音で、誤解を恐れずに言うと、スタッフのみなさまはともかく、非常にかなりの人を巻き込んだ参加企画でしたから、その周りにいた人が、妙に騒いでつまらないことになると、そうなるとちょっとつまらないことになるだろうなと思ってそれを恐れていました。
 だって、自分がいろいろごにょごにょやっているのはインターネットですが、意外と狭いですし、そこで妙な論争になったら、そしてそのエネルギーが暴発したら、とかそういう方向を……出版社がどうと言う話ではなく、サイトなど、インターネットの間での話です。スタッフの皆様の対応その他で安心していますし、両方すごく楽しみにしてますが。

 あと、一番最初の反応は、簡単に言うと、「いたずら」を警戒してのことだったと思います。ある程度サイトを長くやっている方だったり、そうじゃなくても一定以上インターネットでいろいろと見聞きしていいろいろなことを承知している方は、まず、何の前触れもなく来ると、そういう反応を取ることもあると思います。というか自分も……多分疑う。だってそんなすごいことがおこるとは、という意味での現実味のなさが。

 また、記事について、その続きが書かれていました。同歯車党日記さま「Re:出版業界に対して読者は何ができるのか?。なるほど。ですがこれだったら、「すごい!」のことと絡めて書かないほうがいいと思ったり。そうするとぜんぜん話があさっての方向にいっているように読めてしまいますし。