高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

先日のdetail記法についての要望のその後。

 先日、はてなダイアリーに対して要望を出させていただいたことのその後であります。その後、はてなダイアリー日記さまの所において、自分に対しての回答……というわけじゃないでしょうが、そういうことに書いてくださっております。


asin/isbn 記法に関しましては他にも多数のご要望をいただいております。随時改善してまいりますが、Amazon.co.jp の規約上あるいは現状の仕組みでは難しい点がございますことをご了承ください。


 検討くださりありがとうございました。が、やっぱりどうにかなりませんでしょうか、と言うのが本音です。規約上というのは難しいようですが……。改善期待させていただいてよろしいでしょうか。
 また、「これで表示した内容は検索・キーワード抽出されません」など、ヘルプページに注記しておいたほうがよいのではと思います。たしかに「表示されます」となっていますが、勘違いなさるかたも多いと思います。承知して使うならばよいですが、知らずにあるていど書いてきた段階で参照しようとして……ということは悲劇以外のなにものでもないと思いますので。

 また、評価項目についてはよろしくおねがいします。id:hatenadiaryさま。


 以下、このことについての自分の勝手な予想ですので、はてなの見解であるなどと混同しないでください

 amazon.co.jpの規約というのは、多分これ。アマゾンのアソシエイトプログラムの規約。そして問題となるのは、「第10条 制約的ライセンス」のことだと思う。
 これは、amazonの画像や情報などを制約的に利用できること、そしてその制約事項に対しての条文がかかれている。正確には上記リンク先を読んでいただくとして、自分はこう分解して読んだ。

  • 契約者は、アマゾンの商品の販促のみの目的として、テキスト、画像の使用を非独占的で取り消し可能の状態で利用できる。
  • ただし、それらを一切修正してはならない。
  • 知的財産権はすべてアマゾンのものでありそれは変わらない。
  • アマゾンはいつでも書面による通知でライセンスを取り消すことが出来る。
  • また変更されるガイドラインを遵守しなければならず、最新情報を確認すること。


 ということはどういうことかというと、利用は出来るが、amazonがそれを取り消した場合には即座に消さなければならず(利用できなくなるので)さらに、常に変更されるガイドラインに対して動的に対応していかなければならないということではないかと思う。というわけで、静的なデータとして利用者の日記に埋め込むと、万が一、利用ライセンスが変更された場合、そこまで全部変更しなければならなくなったり、使えないということになったら消さないといけないということではないかと思う。しかし、それをはてなダイアリーのユーザに強要するのは無理だ。*1
 そして、自分が出した要望をこれを照らすと、姓と名の間のスペース除去、タイトルの『』付与は変更になるので不可の可能性が高く、また、引用モジュールのようにすると、ライセンス取り消し(これは全部ではなく、たとえばアマゾンの都合で画像がつかえなくなった場合なども含まれると思われるが)やガイドライン変更に対応できない、ので不可っぽい。

 それから、もしかしたらamazon web servicesのほうの規約で何かあるのかもしれない。


あくまでも自分の解釈です。間違っている可能性も高いです


 というわけで、素人の自分が読んだだけでこれだけこれだけいろいろあるのである。だめだろうなぁ……。

 正直なところ、やはり残念です。なにか技術的な回避手段があるなら、採用していただきたいですが……本当に残念です。それができたら一挙に状況は逆転、入力は簡単になるは、キーワードリンクは増ええてつながるようになるはでいろいろ。

 また、便利なので、使うことを否定するわけでは無いということも同時に書いておきます。だって確かに手間が減りますし、表記が統一できるし。一見すごく便利ですから。しかし、それだとどのような仕組みが利用できなくなるかと言うことをちゃんと知っているのと、知らないのとは大きな違いがあると思います。そして、参照性がさがって、不便になる人も結構いることを覚えておいて欲しいと思いますが。盲目的に使うことはあまりよくありません。

 こうなったら、捕捉に関しては、とりあえず、キーワードのページにISBNやASIN付のリストを充実させることをやってみよう。現在自分は主にbookグループ(g:book)を中心としてリストの更新をおこなっていますが、ちゃんと分かっていれば見に行くときの目次としても使えますし、リストはあったほうが情報としても価値が上がるだろうし。後は、ASIN,ISBNのページに「このASIN/ISBNを含むキーワード」とかやってくれれば……と思うのですが。


 最後なりましたが、トラックバックやコメントをいただいた方、ありがとうございます。(進行形、です)自分はまだ、このことについて、いつか改善してください、とはてなダイアリーはてなにお願いしたいです。言わないことには、伝わらないですし。

*1:これは、同じことが、たとえばG-toolsや、tDiaryAmazonプラグインなどにもあることになるが、こちらの場合は契約者が本人なのでその本人が責任を持てばよいので問題ない。