渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星で (4)』
着々と進んでいく戦いの準備。自らの兄に戦いを挑む第四王子フェリオたち。作戦を決め、そして、名実ともに指揮権を移され全体の指揮を執り、フェリオは戦いに望む。
迫ってきたフェリオの軍に、レージク、そしてレージクの補佐をするクライスはある策を仕組む……
迫ってきたフェリオの軍に、レージク、そしてレージクの補佐をするクライスはある策を仕組む……
幼なじみ作家としても有名(自分の中で(ぉ))『陰陽ノ京』『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎の最新作。しっかりと作られたファンタジー。8月発売の電撃文庫新刊。
ついに兵と兵がぶつかり合う戦。フェリオたちは、王宮と、人質、そして国を奪還するためにライナスティへと攻め込みます。勝つには短期決戦しか無いという状況の中での戦いです。
そしてついに表立って指揮を執ることになったフェリオ、初めの頃とくらべるとずいぶんと責任感が強くなって、王子らしくなってきた。そこで
なんか渡瀬草一郎作品の感想を書くとき毎回同じ子と書いている気もしますが(汗 見かけ結構地味です。目立つ感じじゃないのは今までの渡瀬草一郎作品と同じ。そして、さらにしっかりおもしろい。読むとはまるのも同じです。
以下ネタバレ含む。
完全に続き物なんですが、それが一定の間隔で確実に出してくださっているので、安心して読めますし、かなりお勧めのシリーズであります。
評価は10中8。次から新展開?