高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

明日を読む、にて、MSの公正取引委員会からの勧告について。 から、IEシェア低下など。

 非常に分かりやすくって、どうもいまいちイメージが分からなかった問題についてちょっと分かった。(ネットの記事では毎日新聞が詳しい )なるほど、MSだけではなく、Windowsに組み込まれたものが全世界のメーカーがその機能をつかってしまうということなのか。
 そして、明日を読む、で言っていた「日本が優位に立っているAV機能を追加したWindowsを全世界に出荷し世界中のメーカーがその機能を持ってしまった」というには、たぶん、WindwosXP Media Center Editionのことかなぁ。

 そして、明日を読むでは、その流れから「日本の各メーカーは、デジタル家電の基本システムにLinuxを搭載することで足並みをそろえ」とした上で「LinuxWindowsに対抗するために作られ、使用料がただなうえ、独自に変更できるのが特徴」とちょっとずれたことを言っていたが*1、なるほど〜。それで最近、Linuxの基本システムを利用したものがたくさん出ていているのか。以前、Linuxブームみたいなので、猫も杓子もLinux、とりあえずWinodwsよりナウでヤング(?)みたいな良く分からない理由で走った時代があるが、最近はすでに当たり前にそこにあるもので、こうやっていろいろな部分で使われ始め、じわじわとシェアが上がっていると言う話も良く聞く。

 また、最近、IEのシェアが下がっている、と言う話も。下がっていると言っても2,3%とかそういう次元だけれど、だけどこれ、アクセスしてきたユーザーで調べたのなら、結構警告を出すページがあって面倒なので偽造しているとか、普段はIEだが、他のも入れている、と言うのを加えてやると、IE以外にブラウザがあると言うことがだんだん浸透してきていると言うことかな、とかおもう。

 自分は……Sleipnirなど、メジャーなタブブラウザGeckoなどIE以外のレンダリングエンジンを、IEレンダリングエンジン使用時とほぼおなじだけの機能を実現すれば、けっこうばかにならない影響力があるのではないかと思う。


 Winodwsにせよ、IEにせよ、このまま独占状態が続き、それに対向できるものがなければ、Windows,IE自体にもあまりよくないことではないかと思う。WindowsIEを狙ったウイルスが大量に出現するのは、Windowsのシェアがあまりに大きすぎるから、と言う考え方もあるし。

*1:そういうイメージで使うと以前のエレコムの事件のように「GPL汚染」という事態になるぞ、とか、Linuxってそういうコンセプトだっけ?とか思うが