高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

講習最終日。

 本日は講習最終日だった。というわけで、ちょっとだけ気合を入れて……と言いつつ、いつも気合はいれているのでじつはそれとは変わらずだが、行った。

 本日は、最後の総仕上げと言うか、各自課題を持ち寄って、の二日目。
 自分と、もう一人のクラスメート以外はすべてプロの方で、一人の方は、同僚から依頼されたものを、残りの二人の方も実際に業務で使う部品の設計を行っていた。
 自分は……とりあえずは学校で使っていた機械製図の教科書の図形を使って自習。


 とかいってやっていたのだけれど、やっていくうちにひとつの事実に気付く。……簡単すぎる。三十分でひと図示できてしまう。教科書の図形が比較的簡単なのだ。というか「……これ、何?」と言うほど難解なものは出てこないし、UNFとか、なんか教科書に出てない特殊な企画のアナとかねじとか出てきますよ? え?XX(会社名)規格XXXX号ってなんですか?ってなこともない。つーかそんなもんだしたら教科書じゃなくなってしまうので、無いわけだが、けっこうさっくりできてしまった。入力するだけであるが。

 というわけで、今度は目薬の容器を図示してみる……図示してみたのはなみだロートドライアイのやつで……って、甘かった。


 機械製図をやっている方はご存知だと思いますが、こいう円をモチーフにデザイン性の高い図形と言うのは、機会だと返って正確な数値が必要で図示しにくい。

 機械が一番苦手なのは「何気なく弾いた美しい一本の線」である。逆に、人間では正確に書くことの難しい幾何学模様など数値的に連続するような図形や、ぴしっとしている図形のほうが簡単である。
 もちろん、ドローソフト……絵を描いたりする、アドビのイラストレーターやフォトショップなどはそういうことが可能になっているように見えるが、あれもそれを数値に変換していて、非常に微細に見ていくとすべてかくかくとしたものになっていたりして、そしてそれすべてが基準となる位置から絶対位置で場所を特定して描かれている。なので、図形を反転させたいときに、カラーコードを中心を境にして反転させたり、座標と言う数字をいじるだけでダイナミックに図形を動かせた入りするのだが、それはすべて数値化されて、場に固定されているためにできるのである。
 そして、CADの場合