放電映像「トレモロ」
放電映像氏の……自分が初めて読む漫画です。 これ目当てにドラゴンマガジンを2,3年ぶりに買ってみる。購入理由はと言うと、放電映像氏のイラストは、それぞれ、独特の世界観を持っていて……もし、彼(彼女?)がストーリーをつむいだら、どのようなものになるのだろう、とか思っていた。
そして、サイトで告知を発見して、購入。そして……期待通りでした。
雰囲気が大切なマンガだと思うので、一切ストーリーは書きませんが……あの独特の雰囲気、なんとなく淡くて、消えてしまいそうな、刹那の時を切り取ったような絵が、つむぎだすストーリー。そして、氏が良くモチーフにしているもののようであります。
そして……なんていうかな、その、途切れたひとつの断片のような現在のストーリーと、過去と、未来が見えるような……。そして、物語はパイロットフィルム*1のようで……続きと言うか、そういうものが読みたいな……。
評価は10中8.5。放電映像氏は富士見・角川の角川グループ本体系でも活動開始? ……連載されるならドラゴンマガジン買ってもいいかも、とか思ったり。だけど、自分はいいと思ったけれど、たぶん好き嫌いは出ると思います。
う〜ん……イラストレーターにここまではまったのははじめてかも。
*1:映画などで企画段階でプレゼンテーションに使われる、ゆわばコンセプトを詰め込んだ試作フィルム