高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

樹川さとみ『楽園の魔女たち(17) 天使のふりこ』

楽園の魔女たち(17) 天使のふりこ(bookグループキーワード:楽園の魔女たち
著/樹川さとみ イラスト/むっちりむうにい
発行/集英社 コバルト文庫
ISBN:4086001942)(高森太郎書店では、特集コーナーを設置予定。)

 ある夜、16歳の少年は「自分の不注意で自分のご主人様のお金をなくしてしまった、死んでお詫びするしかない」と、用水路に飛び込もうとしたとき……「おまちなさい!」「と、止めないでください」「止めてなくてよ」 ……そういうその声は美しい少女の声。そして、少年は、その少女に言われたとおり、町外れの魔女の館を訪れる。 そして、そのお金をとられた事故は、詐欺であることを知る。そして、報酬を払えませんと言う少年に対し、「報酬も含めてその詐欺師から取る」というが……。(天使のふりこ)

 楽園の魔女たち、三冊目、の短編集、17冊目。読了!


 今回は、魔女たちにクローズアップを当てているものは、表題作「天使のふりこ」と「しっぽの音楽会」で、本の内容の半分以上をしめているのは「騎士と卵」――そう! 虹の谷の我らが愛すべき騎士「アシャ・ネビィ」の若かりし頃の物語です!万歳! そして、アシャの「元」婚約者の妹、同僚も登場します。つーか、これがまた個性の強い人たちですよ。つーか、アシャってどこ言ってもああなんだなぁ。
 また、ごくちゃんの視点でのとある物語も収録。う〜ん、ごくちゃん、なんとも味わい深い……。読めば読むほど味わい深いというか深かみにはまるというかなんというか。

評価は10中7。
 あぁ、続きが買ってあるってすばらしい!というわえけで、続きを読書開始〜。