高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

おねがい☆ツインズ(2) 二人と一人

 おねがい☆ツインズ(2) 二人と一人
 著/雑破業 イラスト/羽音たらく 合田浩章
 発行/メディアワークス 電撃文庫
 (ISBN:4804226903)(高森太郎書店では『注目の新刊』のコーナーに。)

 なんとなくこっちが先に読了でした。今月発売の電撃文庫二冊目読了。

 麻郁と、肉親かもしれない二人、深衣奈と樺恋は、恋愛同盟を結んだ。それは、二人で協力しよう、そして、どちらかが、肉親だと分かったらもう一人の恋を応援する……。そして、それから、二人は、麻郁のそばで、三人で、暮らしていく。旅行に出かけ、夏祭りをすぎて、そして信州の遅い夏休みに入る前、深衣奈は、あることに気付く。それは、三人の関係の根本的なことだったのだ……。

 おねがい☆シリーズの二作目、おねがい☆ツインズの小説版。くすぐったい青春と恋愛を書く、雑破業氏の本であります。読了。

 話自体は、アニメとは少し時間が、そして偶然がずれた、全く同じ人がいる、ふたつの平行世界の物語と言う感じです……ありていに言えば、「恋愛シミュレーションゲーム」の別の選択肢、っていう感じでしょうか。アニメ下奈作は、深衣奈ルート、今回は、樺恋ルート、という。

 そして、樺恋についての物語があかされます。……といいつつ、ちょっと原作のアニメとは設定が違うのかな?

 以下ネタバレ含む。

 湖のほとりの家で、最後、一斗缶で燃える炎と、空に舞い上がる火と、まあるくやわらかく赤い光でつつまれる……。夏なのに澄んだ風がながれて、そして……。
 なんか美しい情景を思わせる、小説版ならではのシーンだと感じて、やっぱり、アニメに忠実とこだわっていないところがいい。

 また、ゲストと言うか、半ば雑破業氏の趣味かも、とか思いますが。風見はつほ氏も登場したり、ラジオを聴いている人には「ぉ」(お、ではない・笑)と思うネタもありでした。

 やっぱり……正直なところ、アニメを全く知らない人にはお勧めできません。一巻も、二巻も、おねがい☆ティーチャーに登場したキャラクターが何の説明もなく登場していますし。

 ですが、とりあえずあの感覚にはまった方は、読んでも損はないかな。その際は、是非『おねがい☆ティーチャー、みずほと桂のMlikyDiary』から読んでください。あっちはエロエロです(笑

 評価は10中6.5.ファンなら、買い。ですな?

 というか、三人で3Pをまってます(ォィ