高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

封仙娘娘追宝録(3) 泥を操るいくじなし

 封仙娘娘追宝録(3) 泥を操るいくじなし
 著/ろくごまるに イラスト/ひさいちよしき
 発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
 (ISBN:4829127007)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに。)

 和穂と殷雷の二人は、道なき道を進み、宝貝があると思われる、開拓村へと向かったが……しかし、地図に記された村があるはずの場所には、湖があるばかり。しかし、反応はまさしくその湖から……。二人は、不審に思いながら、その湖に近づく。 そして、ふと和穂は気付く。「こ、湖面が傾いている!」 和穂が叫んだ瞬間、湖は泥沼へと姿を変え、そして、その沼から腕が伸び、二人をつかむ。それは、強く二人を沼へと引き込み――

 封仙娘娘追宝録の三巻目。読了。素直で、真の強い少女、和穂と、彼女の守りである殷雷の二人の、宝貝を集める旅。 さくさくっとよめる、中華風、東洋世界観のファンタジー

 今回も、ふたりは旅をし、そして、二人の女性と、一人の青年と出会います。そして、そこの場所を解決し、その上で宝貝を集める、というスタイル……やっぱり時代劇的というか、なんかむかしかある、なじむリズムとスタイルです。だけど、書き方は新鮮だし、なかなか良いと。

 評価は10中7。勉強しなきゃ、とかそういうときに、さくっとよめるこのボリュームがなんともいい感じです。