高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

みんなの書店考

 上にもリンクがあるけれど、自分はみんなの書店と言う、イーエスブックス*1のシステムを利用している。これ、実は、アマゾンのアソシエイトや、bk1のブリーダーズプログラムとは違い、利用者には金銭的にも何の利益も無い。ただ、本屋ごっこができるだけ、である。
 が、これが凄く楽しい。
 自分で好きな本を並べて、好き勝手のコメントを書き(さすがにやばそうな、著作権侵害っぽいもの、誹謗中傷の類は警告が来るらしいが、絶版の本や売れない本を並べたり、批判的なコメントを書いても何も言われない)、簡単な設定でレイアウトができる。表紙も表示されるし、検索したときに自分のコメントが同時に表示される。
 簡単だが来店者数もわかるし、検索のとき、自分で書いた照会文が同時に表示される。
 また、自分で本を紹介するページを作るときに、何かと面倒な仕組みがすべて用意されている。もちろんそのために制限はあるけれど、手軽であり、自分の読書記録としても使えるくらいである。

 自分が、始めてこのみんなの書店を利用したのは、高校2年だかのころ。当時、バイトしていて金があった自分は、前一冊だけ買ってみたエロ小説が思いのほかよかったので(ぉ、他にも、とかいって探していた時だった。エロ小説、自分の周りに活字を読むやつらがいないこともあり、自身はそういうことにはとてつもなくうとく、探すためにくれない書房に大変にお世話になったのが始まり。その後、リアルブックオフで笹本裕一のエリアルに出会い、エリアルの続きと、そのほかの笹本作品を探しているときも、お勧めの本として、みんなの書店にお世話になった。
 で、その経験から自分でもなにか情報発信したいないぁ、などと思い立ち、勢いで作ってしまったのが始まり。
 さらに、ついにこの日記も半ば連動するような形になっていたり。何を隠そう自分は、メインとなるページを持っていない。フリーのサービスを渡り歩いて、手軽に、情報発信している。(もしくは、した気になっている。せいぜいだれかがマニアックな用語でgoogle等検索したとき、一人にでも役に立てばよいや、と言う感じであるが。)
 が、最近、けっこう自分のところを経由して本を買ってくれる方がいらっしゃる。それも、新刊などではなく、けっこう古めの本だったり、同じ作家の本だったりを買っていってくれる。清水マリコ著、「嘘つきは妹にしておく」など、既に通算10冊ちょい売れている。
 これは、自分でも好きなの本なので、すごくうれしい。どこのだれが買っていったのか、と言うようなことは一切わからず、何日に、何が、何冊売れました、程度のことしかわからないのだが、うれしい。思わず感想を聞いてみたくなる。とくに、"うそいも"の場合は、在庫が無く出版社取り寄せ品であり、わざわざ注文してくれているのである。
 本が売れた時の心境は、をいをい、金を使わせてしまったよ、という感じであるが…。
ともかく、昨日前後に、おそらく3冊も買っていただいた方。「ありがとうございました」

*1:どうやらアルファベットだとキーワードにはリンクしないようだ