高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

 おはようございます。今朝は起床時刻5時20分ごろでありまして、いやぁおはようございますですよ久しぶりに。やっぱりだいぶひがみじかくなってきているのでだいぶ早朝らしく。
 しかしそんな朝ですが、本日も早朝火事があったそうで……なんか出火から消化までずいぶん時間がかかったような……。みなさん火にはお気をつけてって、こんな早朝にいったい何の火なんだろう。

桜庭一樹『推定少女』

推定少女

著/桜庭一樹 イラスト/高野音彦

発行/エンターブレイン ファミ通文庫

 町を走るパトカー。それに追われて、一人の少女A……巣篭カナは、普通の15歳から振り落とされて、逃げていた。 家出というには深刻なその逃走に、ついに追い詰められて、ダストシュートへと足を踏み入れる。
 そこには、先客がいた。 それは、銃を握ったままの全裸の少女……。カナはその少女「白雪」とともに逃げる。街を出て逃げた東京で、カナは自らの後ろに黒い視線を感じ始め……。


 ファミ通文庫2004年09月新刊。


 自分の町を田舎と思い、閉塞感を感じながら、しかし当たり前の日々を過ごしている一人の少女がある日突然日常から欠落してしまう。なんというかな〜、帯に『新・青春エンタテイメント』とかかれていますが、たしかに新感覚で、不思議な感じ。というか主人公の少女がなんかすごくリアルで……。徹底して主人公の視点で物語が語られているのがなんとも不思議で、だから物語の全貌みたいなものは、全体は一人の少女が知れる程度のことしか語られない。どこまでがどうで、どこからが違うのかなんて分からないけれど、それがなんかすごくリアルな感覚。
 そして、たぶんこれ、読む人によって全然印象がちがうだろうな〜と言う感じがする。主人公より年下の男、女、まさに同じ年の男、女、年上……。また置かれた状況とか。だけど、そのなかであんまりこう、わけがわからないと言うことは無い気がして。

 以下ネタバレ含む。

 と、いいつつ、中学校時代というものがごそっとぬけている自分の場合だと、本当に現実に即して、そこを思い出してと言うことは無いんだけれど。 だけど、いろいろやってみて、それは悪いことではない、と思う。
 また、読了後の感覚がなんともふしぎ。というか読んだあとで、主人公のカナがそうしたであろうことと同じように、全体のことを考えると、なんか本当に、なつかしいというか、思い出を思い出すようななんとも切ない感覚になるのが、やっぱりこの物語りだなぁ。と思う。

 また、adramineさまもおっしゃってましたが、自分も、ちょっとライトノベルというより文学系のにおいがしたかもです。それはイラストが扉絵のみであると言うこともあるんでしょうが、しかし全く丸投げで。
 結構注目かも。

評価は10中7.5より上。実は桜庭一樹氏の本は初。ちょっと探してみよう。

Web本棚サービス「ブクログ」というものが。

 id:adramineさまところより、『Web本棚サービス』というものが。

 CGIJavaScriptにより作られたサービスで、擬似的な本棚を作成できるというサービスである。アカウントは、idをきめればぽっとできるサービスで、非常にわかりがよいかんじ。

 なのだが……サービス自体はamazonに完全依存しているため、アマゾンで書映があることがまれなライトノベルではかなりみっともないことになる。また、自分amazonのアソシエイトIDもってないのであまりメリットはないかも……。またものすごく重い。

 またやっぱりインターフェイスが……adramineさまもおっしゃってましたが、インターフェイスはてなアンテナ風。しかもはてなアンテナは一括処理するわけじゃないないのでまだいいですが、あれは一度に入れたりしたいのに、一度に一冊ずつしか処理できないと言う……。というわけで、ちょっと保留……。

 ちなみに自分の本棚というか蔵書は「私本管理GOOUT」を利用させていただき、公開しております。ぶっちゃけ私本管理Plusのデータベースをそのまんま無選別で外に出しておりますので、アレな本などありますが、見て見ぬふりをしてください(コラ 間違っても調べないようにしてください。(ぉぃ

次世代PS、PS3の概要が発表。 ―― メディアに容量54GBのBlu-ray DiscのROM版BR-ROMを採用。

 次世代プレイステーションPS3概要やスケジュールが発表された。(ゲームウォッチの記事NEOnline記事(無料登録必用)

 そして、そこで、容量54GBのBlu-ray DiskのROM版、RB-ROMを採用することを発表した。


 さて、ぶっちゃけ自分はゲーム機はN64で止まっている人間だし、出たとしても金などあろうはずがなく、対岸の話なんで、ゲーム機本体の話題はさておいて、とりあえず、これによってまず間違いなくBlu-ray Disk陣営の一定以上の普及は決定したわけであります。また、HDDを非搭載にしたところも。
 DVDの普及には、その頃だいぶ普及の兆しがあったとはいえ、PS2がDVDを採用することによってかなり大きく動いた面があります。当時はPS2ほど安いDVDプレーヤーは無かったわけですし、またこれに採用されたことにより、ソニーは、HD DVDのほうが爆発的に普及したとしても、ずーっとサポートを続けていかねばならなくなります。

 ある意味、Blu-ray DISKの普及は約束されたようなものでありますな。とりあえず量産効果でピックアップ部などは安くなると期待できるし、ゲーム機に再生機能を搭載するとなれば、数キロもあるめちゃくちゃ重いとかとんでもないことにはならないだろうと期待ができるし(X-Boxが日本で駄目なのはそれが大きいと思う)、その技術を転用した純粋なプレーヤーも安価に出てくるだろう。さらになんといっても、これで場合によっては年間一千万枚くらいの生産量は確保できるので、ある程度ディスクの生産はかなり圧縮できるだろう。(って、枚数は最近ゲームから離れているので良く分からないが)
 また、CD、DVDも読み込みができる(あたりまえだがHD DVDは無理)というからおそらくある程度の下位互換は保つと思われる。だからPS,PS2のゲームは遊べると思ってよい。


 一見オーバースペックに思える54GBという大容量だが、現行でもエロゲで無圧縮でDVDでは入りきらない大容量のもの(といってもさすがに54Gとかはないが、10G超過ぐらい)があるし、これだけ飛躍的に量が増えると、いろいろ出来るのかもしれない。たとえば、

  • 大量の実写映像をつなぎ合わせて作った実写ゲーム
  • 高解像度のテクスチャーを大量に使う。
  • 「次の何某ファンタジーはなんとシリーズすべて収録!」とかいって力技ができる。(PS,PS2の下位互換をたもっていればなおさら)

 とか、あと世に言うクリエイターのかたがたはもっといろいろなことを考え付くだろう(良し悪しはともかく)。
 あと、明らかに今後DVDじゃ足りなくなると言う予想があって、それを追い越すメディアを作る場合、さすがに今のSonyの系列会社としては、さからってHD DVDと言う選択はありえないし、ほとんど独自というようなメディアを採用した失敗……某夢を見た機種もあったわけで、それはない、とすればこれしか選択肢は無かっただろうとも思える。


 が、これはかなり危険も秘めている。これは、大鑑巨砲主義のようなもので、今までよりハードルが大幅に上がってしまう可能性もある。(逆に、容量にものを言わせてやれるので、安く作れる、ということもありえなくはないが、これはPS2の「物理シミュレーション」と同じぐらいの話だろう)そしてこれで、Blu-ry Diskがこけたら……そしてメモリに、メモリースティックを使いますなんて行ったあと、それが他の規格が主流になった日には……下手をするとかつてソニーコンピュータが任天堂を抜いたようになるかも、というのは考えすぎか。

 そして、今よりさらにソフトは高くなって、30分時間が空いたからとさくっとできるゲームはどんどん減っていってしまうのだろうか。ということはさらに自分には手の出ない世界になっていくと。
 そして、自分は、それこそシムシティのようなシミュレーションや、エイジ・オブ・なんとかというような大規模ストラテジーなど、CPU能力も、CGも、メモリも全部使ってやるようなゲームがすいすい動く、というものが欲しい。


 そのほか、さらにHDDが搭載されないことで、ゲームのオンライン配信のようなものの芽は出ない模様。また、PS2が出たころ、次のPS3はホームサーバのようなものになる、といっていたがそれも無いな。大容量の記憶装置が無いことには役に立たないもの。
 その代わりに、今のネットワークストレージにアクセスできるとか、そういう方向で親和性を高めてくれればいいのだが。また、DHCPが無くても動作できるとか。(できればDHCPを切っておきたい。そのほうがログが管理しやすいし)

 しかしこれでBlu-ry Diskの普及はある程度確定か……。なんというか力技だけれど。


 さらに、PS2の小型版も出たが、あれは……現行機種をプレス機に掛けたような外見(コラ……PSoneのようなものを想像していたのだが。またまだ値段が高い。あれだったら今のPS2を買ったほうが……値段もあんまり変わらないし、100BASE-TXは付いたが、HDDが付いていないというのは、なんとも中途半端。