高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

ebookoffリニューアル! ……している途中にトラぶってる?

 一店舗だけでは日本で一番大きいとおもわれるオンライン新古書店、ebookoffが、先日の月曜日でリニューアルと予告されていたのだけれど……えっと、なんか火曜日は、掲載日が月曜日付けで、火曜日の午後までアクセスできません、となっていたが、昨日、今日とは、その日の日付で「手間取ってます」みたいなメッセージを掲載している。……なんか既視感が。なんかbk1のリニューアルのときに似てる?

 リニューアル新しいサイトになると、会員登録は新たに必要になるが、大幅にパワーアップ、と予告されていたところをみるに、オンラインショッピングモール http://gazoo.com/ から分離して、独立するのではないかとちょっと期待していた。検索システムなどは既存のシステムは非常に良く出来ていて、検索性能やコミック本のシリーズ管理などは非常に良く出来ていたのだが、顧客管理というか、履歴管理や発送日時の通知とか、そこら辺でどうにも古いというかいまいちうまくいっていない感じだった。
 また大幅にリニューアルすることも、新規機能が追加されることが無い。これってきっとgazoo.comのシステム的な制約なんじゃないかと睨んでいたのだが、今回そこから独立するくさいので、非常に期待である。だからといって、某古本の市場のように、中途半端なシステムにはなって欲しくないのだが。

 自分は最近は注目している本はほとんど新本で買うので、古書店では、絶版になってしまった本などを中心に探すことに利用している。その中ではebookoffは非常にありがたい存在だったのだ。別人格が集めている某フランスの皇帝の名を関した文庫シリーズなんかでは非常にお世話になっている。 新古書店での販売については、いろいろ賛否両論もあるだろうけれど、もはや古書店で欲しい本などとっくの昔に新本で買っている、みたいな状態の自分としては、そこら辺の議論より絶版になり手に入りにくくなってしまった本をいくばかでも手に入れるチャンスが増える、というのはありがたい。ずっと探していた本を手に入れたことなど何度もあるからだ。てか最近CDだろうがDVDだろう……この二つの散々な状況にくらべればまだマシか、と思っているが、もちろん書籍も、簡単に絶版になりすぎだと思う。今の状況が許さないのかもしれないが、最後には注文に応じるための本を……たとえば高島易歴とかそういう年ごとにかわる本なんかはともかくとして、文芸書は最低五年くらいは保存しておいてほしいとおもうのである。専門書のうち、非常に貴重な本については、売れなくても10年は注文に応じて欲しいと。いっそオンデマンドでもいいから。ここらへんは自動印刷・製本機がもっと安価に普及して、出版社の営業事務所の片隅においておいて、専門のオペレータも不要でWebブラウズするくらいの簡単さで印刷して販売することが可能になってもっと一般的になるとか、もしくはもっとちゃんと本らしい電子書籍が普及するとかしないと無理じゃないかなぁ、とは思いますが。……というか、文章が主の書籍については、オンデマンド製本システムは技術的にはもうきていると思ってはいるが……あとは政治的な問題かとおもうが。


 閑話休題


 ともかく、なんか止まっているくさい。今頃仲の人たちは大変だろうが、がんばっていただきたい。少なくとも自分が知る限り、検索画面でチェックボックスにチェックしてまとめ買いができるシステムをはじめて採用したのはebookoffだったし。