羽田奈緒子『世界最大のこびと(2)世界最小の再会』
パウエルたちと別れて一月、一弥と妹の小百合たちには、日常を送っていた。 ある日一弥は、通っている高校にて体育祭のリレーの練習をしていた。 そして、バトンを受け取った……はずが、そこにはきゅうり?? それを境に、学校全体で奇妙なことが起こり始める。そして、一弥は、そのいたずらの犯人だと疑われてしまった女子を思わずかばうが……。
一方一弥から話を聞いた小百合は、それを、こびと、パウエルたちの仕業ではないかと見て……
一方一弥から話を聞いた小百合は、それを、こびと、パウエルたちの仕業ではないかと見て……
第〇回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作入選作家羽田奈緒子の二冊目。11月発売MF文庫J新刊。
「世界最大のこびと」を巡る物語であります。今回は、体育祭。前は小百合のほうがどちらかと言うとメインだったけれど、それにくらべて一弥が活躍。そしてクラスメートの女子も出てきまして……。
そして、さらに里の過去が出てきている感じであります。
てか、ですね、やっぱり里美さんは良い感じなのでありますよ。自分的には彼女が完全にヒロインだと。あのシーンで、ああいう感じで入るか? という。
そして、物語が進む上での基礎がさらに語られた、と言う感じであります。そのぶん一巻ほどふんわりとした感じじないかんじ。たぶん、シリーズ化する感じでありまして、続いていくだろうなという。一番最初で完結した物語が再び動き出した感じがする。さてどうなるか。
評価は10中7。というわけで続きをお待ってます!