コンピュータリフレッシュ2007の記録。
ついこの間まで、地元の行事というか、仕事じゃないんだけど、仕事のような者というか、義務があるボランティアというかそういうのでかなり忙しく、その後それのためにいろいろと無理をしていた仕事がどかっと終わった後に……というか最中も両方かさなってかなり無理をしていたせいで、ずーっとへろへろだったわけだが、ついこの間、やっと何とかなった。
で、そういった忙しい最中に、なんとなくぼんやりと考えていたことををざっくりと実行に移した。
家のパソコン、母艦のリニューアルというか、リフレッシュ計画である。……というか、要は糞忙しくてたまりにたまったストレスの解消もかね、いろいろとパソコンをいじってやろう的計画である。
基本情報としては以下の通り。
- 現状母艦スペック
- エプソンダイレクト製 Endever Pro2500 2003年9月製
- Windows XP Pro SP2 + IE7
- CPU:Pentium4 2.8G HT
- Memory:1024MB DDR PC3200
- HDD:120GB SATA(I) 7200rpm(samsing)
- Geforce FX5600 120MB VRAM(AGP3.0)
- CD-ROMドライブ(マスター)
- DVDスーパーマルチドライブ
- ディスプレイ:Epson LCV-17ADT 17inch SXGA
- 変更した部品
- HDD:120GB→320GB SEAGATE ST3320620AS(320GB SATA)
- グラフィックボード:Geforce FX5600 128VRAM→Geforce7600GS 258VRAM(AGP3.0 BUFFALO GX-76GS/A256)
- マスター光ディスクドライブ:CD-ROMドライブ→DVDスーパーマルチドライブ(LG GSA-H42N(DVD-R一層が18倍速))
- ディスプレイ:Epson LCV-17ADT 17in SXGA → 三菱電機 VISEO MDT241WG 24.1in WUXGA
- 追加インストールソフトウエア
- HD革命 CopyDrive Ver2.5 for Vista
- NVIDA Pure Video Decoder ブロンズ
というわけで、以下にその記録を示す。
■ 初期計画及び中核機種・ディスプレイ機種選定
初期計画としては、最近出てきた入力端子の豊富なディスプレイを導入して、今だいぶくたびれてきた部屋のテレビ……まあるいブラウン管のテレビデオをリプレースすると同時に、コンピュータのディスプレイをかねて大画面化したろうかという事である。
そして、どうせするなら、最新のWUXGA、つまり、ハ〜〜〜〜〜〜イヴィジョォォォンにしてやろうというわけである。
というわけで、まずは形から、というわけで、どのディスプレイにしてやろうかと考えた。その際には、以下のページを参考にした。
- miyahan.com WUXGA 高解像度ワイド液晶ディスプレイ選び*1
- 各種ニュースサイト
- 各メーカ公式サイト
そのほか、くっっそ忙しい真っ最中に出張で行かされた東京の展覧会というかにナナオが実際にブースを出していたのでそれも参考にした。
で、求める機能は以下のようである。
- 解像度はWUXGA 1600X1200
- ディスプレイの大きさは、解像度を満たした上でできる限り小さく
- 入力端子はDVI-D及びHDMI、D端子。(いわゆるD5相当)
- できるかぎり目に優しいもの
- できる限り映像が美しいもの
- 音関係である程度の付加価値があること
- 以上を満たした上でできる限り安いもの
ということである。また用途としては
- コンピュータのディスプレイ(母艦のディスプレイ)
- ケーブルテレビのデジタルセットトップボックスに接続し、テレビの表示装置
- DVDの映像表示
ということになる。
で、そうなると当然のように、候補は二つしかない。
……今だと、アイオーデータが出すLCD-MF241Xも候補に十分はいるのですが、私にとってあなた(LCD-MF241X)は遅すぎた……わけです。いや、ソフトウエア面とか使い勝手なんかをみると、明らかに最後発の利点を生かして、十分に作り込んでいる点とか勘案するとLCD-MF241Xがいいかもと思える訳なんだけど……。アップデート機能搭載はちょっと痛すぎる。なぜ早く公表しなかったのかと言うことを、問い詰めたい。そしたらもうちょっと考えたのに……。というのは、まぁアレなんだが。
で、考えた結果、三菱電機の「VISEO MDT241WG」にした。
この時点で、二つを比較した結果は以下の通り。
- 映像面
- MD241WGは……仕事で三菱電機のディスプレイに触れた事があるのだが、某特殊用途ディスプレイの出来が、その用途に特化した点で非常にすさまじくカスタマイズされており、基盤技術の厚さはかなり実感していた面があった。また、三菱電機のディスプレイは地元の田舎の家電量販店でも実際にみることが出来たが、特に不満があるものではなかった。
- ナナオは、昔からディスプレイとしてはあこがれの存在というか、特にCRTでは信頼のブランドであった。会社で一日中にらめっこしているディスプレイといえば、ナナオか、ソニーか(ダイアモンドトリニトロン)、IBM(ウン百万円するワークステーションのコンソール)だったというぐらいであり、信頼のブランドである。カラーマネージメントディスプレイの高性能ブランドをもっている。……ただし、ナナオの液晶ディスプレイ、実物をまだ見たこと無し。
- 入力端子等
- 出来る限り目にやさしい
- HD2451Wに使われているパネルは、ネット上での評判が悪すぎる。ムスカパネルなどというアレな名前までつけられた評判があるのは、ネットにありがちな過剰で扇動的な評判であるという点を勘案しても……ちょっと……と思うほど評判が悪いのが微妙である。
- 出来る限り映像が美しいもの
- そのほか付加価値音関係付加価値
- 上記を満たして出来る限り安いもの
というわけで、致命的だったのは価格差でした。
さらに、三菱の液晶は、機種は違えど、実物をすでに確認出来ているという点からしても、品質におそらく問題はないだろうということはわかっていたため、三菱することにした。
というわけで、リフレッシュのメインとなるコンポーネントが決まった。
■ 同時に実行するパーツの選定及び購入
で、ここで問題が発生。自分の母艦に今ついているグラフィックボードは、GeForceFX5600搭載、ビデオメモリ128MBのもの……購入時にBTOで選んだものだったわけだが、コイツのWXGA対応が微妙なのである。
各種資料でも、だいぶGeForceFX5シリーズは消えつつあるのはしょうがないのだが……もはやローエンドですらGeForce6シリーズになって来ているわけで、製品としては新品がほぼ無い状態。で、各ディスプレイメーカーの対応状況でも、出てこない状態である。
というわけでいろいろと調べた結果は「動かないわけではなさそうだが、おそらくアナログRGBでないと動かないんじゃなかろうか」という事であり、ほぼ「無保証情報でなおかつ非対応では」という状態であることがわかった。というかいろいろと手を回して動かしたとしても、ちょーっとこれは厳しい。
だいたいの除法を総合すると、GeForce6600以上ぐらいが、安定して動く最低ラインっぽい。
というわけで、高性能ディスプレイを入手しても、それを生かすことができそうにないという事態になりそうである。よって、グラフィックボードも交換することにした。ただし、電源は変更できないということ、及びインターフェイスがAGPであるということ、さらに3D機能を酷使するようなゲームはほとんどというか現状まったくしていないことを考慮する。
また、最近は、ハードディスクの容量が心許なくなってきている。といっても、まだ全体的には余裕があるのだが、動画デジカメ、XactiのDMX-CG6を買ってから、なにげに保存すべき容量が爆発的に増えていることがある。また、SDメモリーカードの類も大容量化が進んでおり、ということはたくさんいろいろと取りためるだろうから、さらに増える可能性が高い。
これは別にいろいろすれば保存すべき容量は減らせるが、HDDの容量単価がだいぶ落ち着いている昨今、いちいちそんなこと考えずにばーっと全部コピーして保存ということをすれれば気楽である。
さらに言えば、現状HDDはSATA(I)であるが、最初期のもので、2003年から使っている。HDDは消耗品である*4ということを勘案すれば、そろそろ取っ替えておくことが吉といえる。*5せっかく買うときに無理してSATAにしたんだし。
さらに、以前いろいろな人に映像等をばらまくためにDVDドライブを酷使したころからか、何となく調子がわるい気がする。また、これはデフォルトだが、今マスターについているCD-ROMドライブは最速で読み込みを書けると、キーンとどっかのジェネレータみたいな音がするし、結構動作が不安定な気がする。*6
さらに、馬鹿みたいに安くなって要るにもかかわらず、DVD-Rで16倍とか平気で出る高性能なモデルがばかすか売っている現状を勘案すると、光ディスクドライブも変更しようと考える。
というわけで、以下のパーツを選定した。
- グラフィックボード
- BUFFALO GX-76GS/A256(GeForce7600GS 256MB VRAM)
- Amazonで購入。(ASIN:B000MTOTRE)
- 約16000円
- ハードディスクドライブ
- SEAGATE ST3320620AS(320GB SATA)
- 地元家電量販店のコンピュータ販売コーナーで購入。(amazonだとasin:B000GY8YA8)
- 約10000円程度
- 光ディスクドライブ(DVDドライブ)
- LG GSA-H42N(DVD-R一層が18倍速)
- 地元家電量販店のコンピュータ販売コーナーで購入。(ioやバッファローがソフトを組み入れたパッケージングした商品も出してます)
- 約5000円程度
理由はほしい性能を満たしている中で、入手製と性能。グラフィックボードは地元の家電量販店ではそもそも種類が無く、さらにそのなかでAGP対応のものはさらに無く、とどめとして価格差がAmazonと6000円以上あったので、Amazonで買った。
後は、ネット上の最安値等をみても、そう変わらない(せいぜい数百円)ようだったので、まぁ送料掛けりゃ同じくらいかなとみて、地元の家電量販店のコンピュータ販売コーナーで買った。
スペックとしてはグラフィックボードの場合は、単純にWUXGA対応だけならばGeForce6シリーズでも対応しているが、対応はじめのぎりぎりよりも余裕を持ちたいと言うことと、PureVideoに対応しているほうが、今後前面利プレスで新造艦が母艦に取って代わった後、退役した後も使えそうなのでGeForce7シリーズから選定し、さらにあんまりハードなゲームはしないのと、電源容量が足りなくなると面倒だということで、チューンナップして電気を食うものよりも、一番メインストリームっぽいものを選択した。また、今回交換する予定のパーツの中で一番相性問題とか出そうだったので、バルクとかでなく、メーカーがパッケージングしたものを選択した。
値段的にも、インターフェイスがAGPであるということで結構限られた。今のAGP対応グラフィックボードは、PCIe対応のカードに、変換チップをのせて対応しているので、AGPのほうがPCIeよりも部品点数や設計面で複雑、さらに販売絶対量が少ないので、割高であるのはしょうがない。バルクでもだいたいこの値段はしてしまう。*7
ハードディスクは販売されていたものの中で容量あたりの単価が一番安かったため。
光ディスクドライブはほしい性能はほぼ全部満たしていて、全部安いので、まーとりあえず一番数が出てそうなやつを購入した。つーか何だこの値段。安すぎ。ばかじゃねーの(コラ
また、同時にアーク情報システムのHD革命/CopyDrive Ver.2.5 for Vista Pro を購入。(ASIN:B000PWQXZ4)(6000円弱)実際にはKNOPPIX等CDブート可能なUnix系OSをつかってコピーした後、回復コンソールを使って修復してやればこの手のツールを使わなくてもコピーは出来てしまうのだが、コピーした後のパーティション操作もしたくて、これには、Partion Liteが付属しているので……というかかつてのこの手のHDDパーティション変更ツールの値段及び、なんとなく当時からあこがれだったことを思うと……あと面倒もなさそうなので、購入した。
結果的にはこれが大正解であっさり終了したので、この値段だったら出来るだけ引っ越し用の専門ツールを使うことをおすすめする。
これについては買った後も、非常に簡単手軽で面倒が全部済んでしまったことと、さらにこういうツールを、物理的なCD-ROMとライセンスを所有していると何かと便利ではないかということもある。
また、同時に、小物として
も同時に購入した。
さらに、ツールとして
を自宅でかき集めて用意。
■ 実作業
パーツがそろったところで実作業を行った……といっても、自分の場合はEndevorPro2500の筐体はフルタワーATXケース……マザーボードの前にCD-ROMドライブとかがかぶったりしていない非常にひろびろと作業出来るケースなので、全く問題ない。はず。
また、エプソンダイレクトのハイエンドパソコンは非常に癖がないことで有名で、ごく標準、王道の構成をとっているので、ほとんど問題にならないと思われた。
作業としては、以下の手順で行った。
- 消えたら本気でやばい、重要データをバックアップ
- ケースを空け、改造前の状態をデジカメで撮影。その後コンプレッサー(模型用)を使って少しあるほこりを払う*9。
- まずはあいているベイに買ってきたHDDを接続、電源ケーブルは一応分岐ケーブルを買ってあったがはじめからついていたので、使うことなく接続。
- 旧HDDから一度起動し、HDD革命をインストール。その後、説明書に従って、旧HDDから新HDDへ丸ごとコピー。意外と速度は速く終了。
- 旧HDDを取り出す。取り出した旧HDDはそのまんまバックアップの意味もかねて、プチプチ袋に入れて、日付等を記入したメモとともに保存。
- 新HDDを旧HDDについていた様に接続する。SATAだとマスターとかスレーブとか意識しなくていいし、ケーブルの取り回しは楽だしで、いい感じである。
- 新HDDからの機動確認。無事機動したところで、各種動作チェック。主なソフトが動いていること、デバイスマネージャ等から確認。本当は先にBIOSで認識されているかどうかを確認することがセオリーなんだけれど、まー起動できたしいいんじゃね? というところで。
- その後、HDD革命DriveCopyに付属のパーティション操作ソフトPartion Liteを使って、パーティションを操作。操作しては数回再起動を繰り返し、無事に各100GBの論理ドライブ3という構成にした。
- 次に、残りのパーツを組み込む。
- グラフィックボードは、きちっと外して取り替えるだけ。例によってよくある指摘だが、結構スロットは硬いので、しっかり押し込む。あとはねじをつけるだけ。 電源ケーブルについては、パッケージに電源分岐ケーブルが付属していて、AGPで供給されるものの他に電源を得るようなことになっていたが、エンデバーの筐体にはこれでもかと言うほど電源ケーブルがあったため*10、分岐ケーブルを使用せずに接続して終了。結局電源分岐ケーブルが二本余るという事態に。
- ディスクドライブは、シャンパーピンはそのまんまマスターになっていため、そのまま差し替える形でCD-ROMドライブと交換。というわけでDVDスーパーマルチドライブが二つつくという状態に。ただ、さすがにPATAのケーブルだけあって硬い。今回は取り回しはすでにそのようになっているものをそのまんま使うのでいいが、このケーブルを取りますと言うことはあんまりやりたくないなー。など思いつつ。……というか、ドライブの長さがかなり短くて愕然とする。機体の性能差というわけか。
- 取り出したパーツはプチプチ(エアキャップ)袋に入れて日付等メモをした神と一緒に保管した。……というか取り出したCD-ROMドライブ、傾けると「シャラシャラシャラ」という音がするんですが。
- 全部接続し終わった時点で再び起動。当然標準VGAドライバで起動されるので、グラフィックボードに付属してきたCD-ROMからドライバ(ForceWare)をインストールする。当然正常に動作した。また、DVDドライブは、標準ドライバで特に何もせずにプラグアンドプレイで自動で認識された。
- その後、NVIDAのページから、最新の正式リリースバージョンのForceWareをダウンロードして、旧ドライバをアンインストール後インストールし、ドライバを最新にした。
- 一通りの動作確認。
ここまでで、本体の改造は終了した。所要時間は3時間くらい。といってもHDDの操作に大幅に時間がかかっているので、実作業はいちいち確認品柄やっても一時間もかかっていないんじゃ無かろうか。
残すべき教訓としては
- 作業エリアは出来るだけ広く取る。出来たらフローリング等板の間。
- 埃が出てもいいように新聞紙などはひいておいた方がよい。ファンで空冷しているコンピュータは結構細かい埃が入っている。
- ビスなんかはわかるようにしっかりと分けておく。
等だろうか。
■ ディスプレイとSTBの設置
ここまでで、コンピュータの方は出来たので、ディスプレイを注文する。
価格comやcoconet等で価格調査をしたところ、最安は結構安くなっていたが、五年延長保証が可能で、ある程度大きな店としてリスク等を勘案し、sofmap.comで購入した。
また、同時に地元CATVにSTBの設置を依頼した。
まず、先にCATVのSTBが届いた。STBは松下電器製のTZ-DCH800であった。本来は設置は業者が行うそうだが、あんな壊滅的な状況の腐海部屋に他人様を入れる訳にはいかないので、工事費がかかるなら払うので、自分で設置したいと無理をいったら、担当者の方がそれでも良いと行ってくれたので自分で設置。
すでにアンテナ線、電話線(モジュラージャック)、LANケーブルは全て部屋まで配線されているので、特にどうということはない。ふつうにケーブルをさすところに刺して、入るところに入れて、今あるテレビデオに適当に繋いでみたら、あらかじめB-CAS,C-CASの設定をやってくれていたおかげであっさりと認識してふつうにみることができた。ので準備はOK。
このとき使用したケーブルは以下の通り。
- アンテナ線(同軸ケーブル) 片側L型のもの。5メートル。日本アンテナ製
- ミニピンオーディオケーブル。白と赤のもの。2メートル。OHM製
- D端子ケーブル。2メートル。OHM製。
- 個別スイッチ付電源タップ6口 ブレーカー付。NICOH電気製
- LANケーブル CAT5E 3メートル。メーカー忘れた。
- 電話線 5メートル。STB付属品。
その後、ついにディスプレイ、VISEO MDT241WGが到着。保証書が別に先に郵送されてきてあれ、とか思ったがしっかりと佐川急便で到着した。
そして接続! セットON!
梱包から取り出すとすぐに入っている紙を参考に、金具でディスプレイの台座が収納された状態になっているので、樹脂のつまみ付の手で回せるねじを外し、金具を外して台座を展開する。わ、本当に二重ヒンジだ。
そして、さらに台座を正常な位置にしようとしたら、非常に硬くてなかなか動かない。が、それもそのはずだ。プラモに使う二重ポリキャップだって結構重いものを保持するためにあれだけきつくできているのだ、全体で15キロ、おそらくディスプレイ本体部で10キロ以上あると思われるものをアームで支えるわけわけである。かなり硬くなくては保持できないのだろう。ということで、本当に非常に硬い。
結構壊れるかもということをおそれつつかなり強く力を入れたらやっと動いた。ただし、ブレークアウトフォース(硬いものを動かしたときにいきなりがくっと動く距離)が結構長いので、とりあえずおける程度まで動かしたら、後は設置した後微調整した方がよい。
そして接続。といってもさすだけである。
刺してみると最初はSXGAの設定のまま起動したが、さくっと設定変更。すると、特に何もせず、さっくりと正常に認識された。
■ 終了。そして感想。さらに物欲。
設置してみた感想。
でかっ
そして、起動してみて、設定をWUXGA(1600×1200)にすると……。
広っ
そして、非常に画面が美しい。
でかくてきめ細かく美しい。
という感じである。
具体的に言ってみよう。
まず、机の上にディスプレイを置いたまま、万年床から見上げるような角度でも、ほとんど色がおかしくなったり、見にくくなったりしない。って、これは当たり前といえばそうなのだが、実際前はそうじゃなかったんだからしょうがなかろう。悪いか貴様(何故かけんかを売る
さらに、画面の大きさはインチ換算すると24.1インチということになるのだが、これが結構机の上に置いてみるとでっかい。至近距離で使うパソコンのディスプレイとして使いやすい大きさとしてはこの程度が大きさとして上限のほうであろう。また、この大きさなら、同時にある程度なら多人数でみても十分の広さがある。
また、親近距離で一人で独占するディスプレイである。これをふつうのディスプレイの距離で当然ながら使うわけである。
大きさのイメージとしては、A3よりもさらに一回りでかいくらい。B3くらいだろうか。それぐらいの大きさはある。ここに今、フルスペックのハイビジョン1080iまたは1080pを表示できる解像度WUXGAである。市販されているハイビジョンテレビではこの大きさで1080iを表示できるものは未だ出ていない。ただ、超高解像度で最大といえばそうではなく、ノートパソコンなどではこれより小さい大きさのものでWUXGAを実現したものがでているのでそういうわけではないが、そういったものは非常に文字などが小さくなりすぎているだろうとおもう。ある程度柔軟に、破綻させずにフォント等を変更できる機能を持つVistaならば別によいが、そうでなければ結構厳しいことだとおもう。そういう点でもこの大きさ、この解像度はいいと思う。
画面もでかいが当然物理的にもでかいので、机の上スペース的には厳しくなったが、厚み的にはむしろ前のディスプレイは台座部が結構前まで出ていたので、それよりも余裕が出るようになった。
仮想上の、Windowsのデスクトップの使用効率はかなり上がった。また、デスクトップの使い方が変わった。
まず第1に、ブラウザ他、ふつうのアプリケーションは全画面表示をさせることがほとんど無くなった。というか全画面表示させると、すげーよこに伸びる。そして、ほとんどのアプリケーション及びWebSiteを含むほとんどのものは、WUXGAの高い解像度で使うようには出来ていない。ふつうの三ペインのページだって、横にぐんにゃりと伸びてしまいかえって読みにくい*11。というわけで、今まで通りのレイアウトだとアレなので、レイアウトを変える事も当然だが、すぐに全画面表示しなくても十分使えると言うことに気がつく。
さらに言うと、画面の右にDVDのビスタサイズを100%解像度で表示したまま、隣にブラウザを置くなどということがふつうに出来る。今もそういった感じで、隣にはDVDを再生させながら、このテキストを書いている。
また、画像性能も今まで使っていた液晶ディスプレイとは段違いである。というかほとんど残像が感じられない。おそらく見る人が見ればちゃんと残像がわかるのだろうが、不満になるような残像は一切感じられない感じである。雨のような画像でも、違和感がないし、さらに言うならスタッフロールのように上から下に流れる文字も、残像を感じずにみることができる。……今居間で使っているハイビジョンテレビ(一昨年の正月買ったもの)があるのだが、それよりも残像感は少ない。
さらに、パソコン以外だと、D4で接続したSTB、TZ-DCH800も全く問題なく動作している。というか結構美しい……が、これは仕方ないことだが、結構至近距離でみるとハイビジョン(1080i)といえども独特のノイズが目立ったりするわけで。まぁこれは仕方がないが、ソースのそういった面もしっかり出てくるのがこのディスプレイなのだなと思ったり。
しかしちゃんとふつうのテレビの視聴距離を空けるとそういったところも気にならなくなり、ふつうにみることが出来る。
またもう一つ。評判の一つとしてあげられるのが、ピアノブラックというか、光沢黒仕上げの外枠である。自分としては、何故これがそんなに評判が悪いのかよくわからなかった。まず傷がつきそうなどといっているが、これつやを出すために結構特殊な素材を使っているっぽい。確かについたら目立ちそうだが、それにしたって100円ショップでももう少し気を遣っているなどと言うのは、ちょっと言い過ぎ。趣味の問題というか、好みがあわないからと言って明らかに騒ぎ立てるのはどうかと思う。こういうつやを出すには、いろいろと細かい調整が必要になるので、結構がんばっているはずだ。まぁたしかに、反射するほどキレイに磨き上げられた感じになっているので、その点はちょっと……という気もしなくもないが。
さらにもう一つ。それが、NVIDIA PureVideoである。せっかくGeForce7シリーズの7600GTを買ったので、NVIDIA PureVideo Decoderを買ってみた。
購入は、NVIDIAのサイトからできる。買ったのはブロンズ。映像機能はすべて利用できるし、高いエディションとの違いはDTS対応等なので、自分はそれほど高度な音響機器を保っていなかったので、これで十分と判断した。
ADD CARTを押したらいきなり全表示が英語になったので面食らったが、check outを押し、初めてだったので、New Account Infomationと、Billing Infomationに必要事項を入力し、新しくアカウントを作成、continueを押すと、作成でき、購入できた。
購入方法はクレジットカードで、カートの段階でJPYにしておけば、円表示になるようだ。
購入後のページからダウンロードし、セットアップを開始すると、名前と、購入の時に入力したクレジットカードの下四桁を聴いてくるので入力し、さらにその後、Unlock Codeを聴いてくるので、送られてきたメールに記載されているUnlock Codeをそのままコピペしてやるとセットアップは終了した。
セットアップが完了すると、Windows Media Playerでは標準でこのデコーダを利用するようになっているので、後はWindows Media Playerを使ってDVDやMPEG2の映像を再生すると、タスクトレイにNVIDAのロゴが現れ、NVIDA Decodersというアイコンが表示されれば、NVIDA Pure Video Decoderが使用されて再生が行われているということのようである。
ちなみに、体験版もあるようである。ただ、今ダウンロードした製品版とバージョンが違うのがちょっと気になるが……。(プラチナ版の体験版だからかな?)
そして感想。
とりあえず、一定以上の大きさのディスプレイで見ている人、及び対応しているグラフィックカードをもっている人はとりあえず使う価値はある。
とりあえずフルスクリーンにしなくても、小さい画面でも画質が圧倒的に違う。少なくともアップコンバートのような処理が当然のように行われており、インターレース収録の映像の場合、かなり高精度のi/p変換が行われている。非常に高い画質を得ることが出来る。これがSDのDVDの絵? と思えるほどかなりきれいである。
フルスクリーンにしたときは、地上デジタルのふつうの放送よりも美しいとすら言える絵が見える。もちろんソースによってはi/p変換の際のインターレースのノイズが出ることがあったが、それすらもほとんど気にならないレベルまで……といっても自分はそれほど高度に画質にこだわる方ではないのでアレだが……もっていってくれる。おそらくこれならほぼすべての人が違いを理解でき、ほとんどの人がこれに満足できるのではなかろうか。
イメージとしては、よくありがちなドラマなどである、ジャギーのかかった拡大写真を鮮明化する、といったシーンがあるが、ああいった雰囲気すらある。
さらに恐ろしいのは、これだけの処理をしていながら、これを1600X1200の、プログレッシブハイビジョン1080p以上の高解像度で表示しても、CPU使用率が20%より上がることがないのである。これは、当然バックグラウンドでウイルス対策ソフト(Norton360)やIME(ATOK)他、各種の常駐ソフトが動いていて、この負荷となっている。
ちなみにスペックは、Pentium4 2.8G 1024MBであるので、今となっては決して早いわけではない。普段これを無効にし、結構高解像度でみると最低でも60%とかそれ以上のパワーを使用する。HDで全画面表示にしたことがないのでアレだが、そうするとおそらくコマ落ちするのではというぐらいである。
なので、効果絶大。さらに美しい。これは思ったよりすばらしい。ドルだと$19.5、今円安なので2400円くらいになるのはアレだが、それだけの価値はある。というかDVD再生ソフトを買うくらいならば、こっちの方が何倍もいいと思う……。今だとふつうのPowerDVDとかでもPureVideoに対応しているらしいのでアレですが*12、自分のコンピュータに入っているのはVersion4なので当然対応していないので購入した。当然PureVideoのデコーダはNVIDA純正なので性能を引き出しているといえるだろう。
しかしこれだけ効果絶大だとは思っていなかったので大収穫だった。せいぜいDVD等MPEG2再生時のCPU負荷の低減だけだと思っていたが、結構高い映像再生能力があったのでかなりよかった。
というわけで、今のところ今回のリフレッシュ計画はかなり満足な結果を得ている。後は、高性能DVD、Bru-rayVIDEOプレーヤとしてのPS3がほしいという衝動をいかに抑えつけるかという点での戦いをしなければならないが(ぉ
しかし、アップコンバータの性能が非常に高いといわれるメディアプレーヤーPS3だが、とりあえずPureVideoが予想以上によかったので、まぁこれでいいかな……などごごまかしている最中である。
あと、映像表示装置がパソコン周りに集中したので、そこら辺のレイアウトをもう一度考えなければならないという課題がのこっているが、しかし、コンピュータ事態のリフレッシュは予定通りに進んだのでよかった。
ただ、今までディスプレイとテレビと別に置いてあったのが、テレビディスプレイ統合後は1カ所に集中することになるため、もうちょっとレイアウトを変えないとアレだというあたりは結構誤算であったといえば誤算であった。
というわけで、いろいろとこれからもやる予定。
*1:ただしこのサイトはかなりバイアスがかかっている上に、筆者の情報不足(多くは発売前情報や、店頭のデモ、伝聞等によっている)や趣味とも言える部分でも断言調で話をしていたりして、情報の偏り等で利用には注意が必要です。流されないという強い意志と、自らがどの程度のものを必要としているかということをしっかりと考える必要がある。少なくとも筆者の方はプロなので、一般的にそこまで厳しい視点でものをみる必要があるかどうか……という点もある。だが、そうでなければ非常にありがたい情報源である。
*2:えー。フライング発売って初期不良許容ってことでしょ? ひど〜い などという意見が多数あがりそうだが、自分も仕事で身に覚えがあるので、何とも言えない。ノーコメント(ぉ
*3:今はさらに安くなり、114,194円になっている……ポイントバックがないみたいだとしても、2000円差か……。
*4:……といいつつ、会社ではずいぶん昔のPCがろくにメンテナンスせずに動いていたりするんだよな……。SMARTの情報なんかをみると、何回かエラーが出て回避された等の記録がのこっているようですが……
*5:実はその後の「ぼかんがぼっかーん」事件といか、電気系統の異常で家中のあらゆるいろいろな家電製品が壊れたときに、中身をほとんど入れ替えたので、そのときにメーカーで交換しているかもしれない。
*6:自分が初めて買ったパソコン、GatewayのSelectのフルタワーケースは友人曰く「ハイドロリアクターみたいな音がするな」ということだったので、あんまり実は騒音には耐えられるのだが
*7:自分の場合はAGP3.0だったので良かったが、これが2.0だったりすると、かなり限定されてしまうだろうなーなどと。
*8:間違ってもパソコンのパーツコーナーの奴は買ってはいけない。ちょっとしか入っていないのに200円とかするが、同じ金をホームセンターで出せば、200本とか入った奴を買える。一度買えば何かと使えるので。自分は耐候性を保った奴がいいと思います。
*9:ふつうはエアブロー(缶入り圧搾空気)を使った方がいいかも。コンプレッサーの場合は普段の塗装以上に水抜きに注意しないと、水出て悲惨な結果に……
*10:どうもベイの数だけあるっぽい。かなりの数があった。またケースのエッジはちゃんと丸めてあるし、「機能上どうしても必要な角があるので、気をつけろ」というステッカーが貼ってアタtりと、ユーザが拡張等を行うことを前提にコンピュータが作られているので、かなりいい感じである。さすがである
*11:もっと言うとやはりこの場合でも、横幅を固定しているページというのは見にくいというか"醜い"。端っこにこちょっと固まって見えるわけだから当然である。多用な環境を考慮してユーザーの事を考えるというのは当然なわけで……というのは、まぁその、余談。
*12:なので、買ってみて「あんまり効果無い」といっている人は、おそらく再生ソフトがはじめから対応しているから違いがわからないだけだと思われます。そういう人はあんまりわざわざデコーダを買う必要はない。